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#016 スターバックスは「第2のふるさと」!

観光庁では、「何度も地域に通う旅、帰る旅」という新たな旅のスタイルを普及・定着させることで、国内観光の新しい需要を掘り起こし、地域経済の活性化につなげるため「第2のふるさとづくりプロジェクト」を推進している。

「第2のふるさと」の私のイメージは、落ち着き、安心感がある。会いたい人がいる。わざわざ行く価値がある。など。

私は旅先ではできるだけローカルな店を選ぶ傾向にあるが、時々、スターバックスに行くことがある。どの街に行っても、おいしいコーヒー、おいしいカフェラテを味わうことができ、なんか落ち着く。そして、とてつもない安心感がある。さすが、「サードプレイス(第3の場所)」というコンセプトを掲げているチェーン店である。

さらに、スターバックスは「リージョナルランドマークストア」を日本各地に展開している。各地域の象徴となる場所に建築デザインされ、地域の文化を世界に発信する店舗だそうだ。

地元鹿児島にも、旧薩摩藩主島津家ゆかりの登録有形文化財の店舗がある。わざわざこの店舗に来ることを目的に、鹿児島を訪れる人もいる。

こうなると、日本全国に1店舗しかないので、わざわざ訪れる動機付けとなる。

また、「接客マニュアル」がないことで有名なスターバックス。鹿児島の店舗でも、鹿児島弁で「ゆくさおじゃったもした(ようこそいらっしゃいました)」と挨拶されたり、「今日はお仕事帰りですか?」と声を掛けられることがある。そして、どの店舗に行っても、スタッフの方が楽しそうに仕事をしている。お店に対する誇りを感じる。

そういうスタバ好きのスタッフが働いていることも、スタバの魅力だ。

観光庁が「何度も地域に通う旅、帰る旅」を「第2のふるさとづくり」としているように、私たちは、地元でも、県外でも何度もスタバに通うのかもしれない。

安心感があり、地元の人が地元に誇りを持っている地域は、何度も訪れたくなる。まさに、観光地が目指す姿である。

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