みんなズレてる!?「感覚のズレ」を直して正しい姿勢になりましょう
感覚のズレってなんだ?
「感覚のズレ」と言われてもピンとくる人はなかなかいないですよね。
実は、この「感覚のズレ」というのは健康業界、スポーツ業界で注目のワードなのです。
感覚がズレることによって肩こりや腰痛になり、スポーツのパフォーマンスは低下するのです。
「感覚のズレ」とは長年、生活をしているうちに誰もが陥りやすい、体の錯覚ともいえます。
では、具体的にどんなことが起きているか説明していきます。
自分のイメージと実際がズレている
この写真Aさんは、普通に「真っ直ぐ」立ってもらった写真です。客観的に観ると、ずいぶんお腹が出て腰は反りすぎ、のけぞっているような姿勢ですよね。
そこで、Aさんを正しい姿勢に矯正します。
こちらの写真のAさんの方が先ほどの写真よりもいい姿勢ですよね。腰が反りすぎていたのが直り、お腹もへこみ、全体的に真っ直ぐな感じになりました。
でも、この時Aさんの感覚にはあることが起きています。
2枚目の写真の方がAさんの感覚では、「物凄い猫背で前屈みな姿勢」だと感じているのです。
「原始人になったような気がします」
Aさんは、こう言います。
「こんな姿勢でいいんですか!?」
Aさんはこう続けます。
そこで、Aさんに写真を見せます。
「えっ!?めちゃくちゃ真っ直ぐじゃないですか!?思っていたのと全然違います」
これが「感覚のズレ」なのです。
自分で「思っている、感じている姿勢」と「外から見た実際の姿勢」はこんなにもかけ離れているのです。
自分ではいい姿勢にしているつもりでも、実際には全然できていないのです。
このことが、肩こりや腰痛の原因になります。
私のサロンを訪れる肩こりや腰痛を抱えている人の9割の人は「感覚がズレ」ています。
感覚がズレたままだといい姿勢にはならない
自分で思っていることと実際が違うのですから、自分の感覚だけでいい姿勢にしようとすると、絶対にいい姿勢にはできません。むしろ、どんどんズレていきます。
この「感覚のズレ」を自分で直すためには、鏡を見ながら姿勢を正すことが一番です。
まず、自分でいつも立っている姿勢で鏡を見てみましょう。それから、自分でいい姿勢だと思う姿勢で立ってみます。
その時にポイントなのが、
お腹が前に出ていないか?
反りすぎていないか?
頭が前に出すぎていないか?
背中の適度な丸みはあるか?
です。
鏡を見ながら自分のイメージと照らし合わせていきましょう。色々、動かしながらやってみるといいと思います。
誰かに写真で撮ってもらえれば、それもいいですね。
感覚のズレはスポーツ選手にとって命取り
この「感覚のズレ」はスポーツ選手にとっては一番選手生命を左右する問題です。
いかに自分のイメージ通りに体を動かせるか?ということが、より良いパフォーマンスにつながるのですから、「感覚がズレ」ることはスポーツ選手にとっては命取りになります。
「感覚のズレ」は姿勢だけではなく、体を動かした時にも起きているのです。自分の思ったように体が動いていないと、当然思い通りのプレーはできません。
ただ、スポーツ選手も基本は同じです。
立ったときの姿勢が運動の基本ですから、立った姿勢がズレていたら、体を動かした時はもっとズレてしまいます。
スポーツ選手には、スランプということがありますが、これこそまさに「感覚のズレ」が原因で起きているといえますね。
自分では、いつもと同じようにプレーしているつもりでも、同じようにできていない。これも「感覚のズレ」です。その事に気づくことが、スランプ脱出のヒントになるでしょう。
スポーツ選手も一般の肩こり、腰痛持ちの人もまずは、姿勢から見直していくといいかもしれませんね。
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