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アルツハイマー型認知症の母が急変⇒死を覚悟⇒〈一転〉奇跡の生還?!

グループホームから発熱で病院へ救急搬送されたのが、先月のこと。

担当医からの話では、かなり危険な状態で運ばれたということだったが、
病院での治療のおかげで、一命を取り留めることはできた。
とても良かったし、安心した。
病院に感謝している。

しかし。。
検査数値も良くなったころ、担当医からまた説明があった。
数値は良くなったが、レベルが上がらないと。。。
脱水がひどかったせいで、脳にダメージを受けている。
元の状態には戻らないかもと。。。
食事も開始しているが、要らないと反応も悪い。
食べることを忘れてしまったのかもと。。
認知症を10年過ぎているので、末期の状態ですね。
と言われてしまう。

でも、でも、
ホントに、元に戻らないのか。。
このまま、何も食べれずに衰退していく姿を見ていかなければいけないのか。
母親の死を覚悟しないといけないのか。
担当医にあっけなく死を宣言された感じだった。
でも、実感がわかない。


たしかに、グループホームでは昼間も目をつむっていることが多く、
話しかけても返事するのがやっとだった。
て、ことは。
アルツハイマー型認知症の末期なのか。
でも、目を開けている日もあり、元気に笑っていた日もあった。
もやもやした気持ちになる。
んー。。このまま諦めないといけないのか。。

そうこう悩んでいると。。
数日して、担当医から電話がくる。
飲み物、ご飯を食べ始めたと。
お話もし始めました。
もう少し様子を見ます。
回復に時間がかかるのかもと。
最後まで、責任もって見ていきますと。

やっぱり、そうだよね~。
まだ、戻る可能性あるよね~。

母親の面会のたびに、よ~く観察してみる。
手を握ってもらう→すごく強い力で握ってくる。
話しかける→返事あり。
こっち向いて→目が合う。
何か飲む?→飲むと言う。
これは、元に戻るのではないか。。
まだまだ、生きる力があると実感する。

担当医の先生!
勝手に母の人生終わりにしないでくれ~~。
でも、母の回復に気づいてくれてありがとう!!

母!!たくさん食べて、元気になってくれ~~。

そして、1か月が経った。
もう、病院ではやることがないので、施設を探してくださいと。

施設を探すことにした。
元にいたグループホームではなく、違うところを探す。
なぜかというと。。。
んー-。
正直、また同じ状態になるのが恐ろしかった。
あとは、食事を食べ始めたとはいえ、まだ1~2割。
いまいち、食欲がなく元気もない。
このままの状態で衰退していくのは、願っていないが、
もっと、食べれるようになるのか先のことはわからない。。
そしたら、最後にも少しでも良い施設に入れてあげたい。
少しでも元気を出して、元に戻ってほしい。また、笑顔が見たい。

そして、姉たちと相談して、
以前の施設より少しお金をだして、グレードをあげることにした。

するとすると。。
なんと。。
以前いたグループホームのころよりも100倍元気になってしまった!!

ホントに驚いた!

以前いたグループホームでは、夜間も昼間も向精神薬を飲まされていた。
その薬に関しては、夜間はよく眠れるように。
昼間は、穏やかに過ごせるようにという事だった。

しかし、病院に運ばれたときに担当医から説明されたのは。。
かなり多い量の向精神薬を飲まされていましたね。
という説明だった。
そして、病院ではアルツハイマー型認知症の薬と睡眠剤のみで、向精神薬は必要ないということで飲んでいなかった。

で、そのまま新しい施設に移ってからも、向精神薬は飲んでいない。
それでか、昼間面会に行くといつも、話が出来て笑顔もあり、いつも覚醒している。ご飯もたくさん食べるようになり、「おいしい~。」と、おやつまでしっかり食べるようになった。

施設には特養~高級ホテルのような施設まで、グレードがある。
もちろん、高ければ良いというわけでもないが、グレードを上げると全てがグレードアップする。
何が違うかというと。。
何もかも違う。
やはり、お金を出すということはこういう事なのか。。
と、思ってしまうほどに。

いま、お世話になっている施設は、とても明るい雰囲気の建物で、施設長はじめスタッフの方々が生き生きしている。そして、プロ意識があり的確な答えが返ってくる。
とても信頼できるところだと感じている。
母もまだまだ、長生きしそうな予感さえしてきた。

結局、母は一時危篤状態に陥ってしまったが、残りの人生良い方向にいく転機となった!!
なんと、運のよい母なのか。
母の力なのか。
人生こんなことがあるのだな。。








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