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わたしには もう ううん はじめから そう きっと そう はじめから いない だれも そんなひと いなかった だれも わたしには はじめから うぬぼれては いけない わすれては いけない わたしには そうなんだ だれも いない わたしの はなしなんて きいてくれる ひと どこにも だれにも いない いない から わらえば いいんだ あかるく はなせば いい それだけで いい それだけで いい から
「大丈夫」 その言葉に責任や根拠がなくても構わない ただ、そう言って背中をさすって欲しい時が 老若男女問わずあると思う これ以上、痛みが重ならないように 少しでも早く傷が癒えるように 絆創膏で傷を保護するように 患部に薬を塗るように 優しい声と体温の贈り物「大丈夫」
金属製の食器を洗っているときの、銀色の匂いが苦手だ。 洗い物という作業は不思議なもので、溜まっているのを見ているときはとても手をつけたくならないくせに、いざ始めてみると鼻唄を歌いだしたくなるくらいには楽しい。 洗剤は割と躊躇なく使ってしまうので(SDGs的にはよろしくない、今風に言ってみた)たっぷりと泡に塗れた食器の一つひとつを、指先がうたうまで丁寧に磨く。そしてシンクが地道に洗われていくのを眺めていると、私の中に溜まっていた感情の残りかすも気がつけば落ちている。 淡々
最後の時間っていうのは The last time 天国へ行く人の為にあるのではなく Not for those who go to heaven 残された人の為にあることを知った I knew it was for those who were left behind たぶん本人は Maybe you yourself もう違う場所にいるんだ You're already in a different place 私の覚悟を待っているのではないか Isn't it