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観藝記

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観賞、鑑賞、観戦、自他混合。映画、ドラマ、スポーツ、小説、落語、音楽、などなど。
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2024年3月の記事一覧

わたしの本棚『薔薇は生きてる』

カバーイラストの愛くるしさよ。1935年の初版以降、版元を変えながら何度も復刊されてきた(んですって)『文學少女のバイブル』(なんですって)が21年ぶり(なんですって)に創英社から刊行されたのは2008年のこと。わたしは今も昔も文學少女といえるほど文学方面の活動に活発ではないのだけれども、時折なんらかのきっかけで読書欲が爆発するかわいいもの好きの軽率な少女なので(今も昔も。ええ、今も昔も。)、当時ブックマークして更新を楽しみにしていたブログで「いちいちかわいい」と紹介されてい

大正浪漫にハマる

関東大震災と大正浪漫 最近、YOASOBIさんの「大正浪漫」という楽曲にハマってます。わたしがなぜYOASOBIさんを聴いてるかという細かい情報は割愛しまして、この曲を繰り返し聴いてるうちに小説が読んでみたくなり読ませていただきました。 切ないラブストーリー(小説内ではロマンスという表現)に涙しました。大正時代は、日本の歴史において、大正天皇の在位期間にちなんで名付けられた時代でした。大正時代は、1912年7月30日に大正天皇が即位し、1926年12月25日に大正天皇が崩御

ずっといていただきたかった

有り余る才能があるのならば、如何なる努力も惜しまず、使い尽くすことは、自分のためではない。 もはや、才能を持って生まれた人の社会的使命だと私は思う。 ただ、それでも、本人が活躍するために必要な健康を維持できる熱は使い切らないで欲しいと、願わずにはいられない。 …………… かめはめ波や元気玉を生み出すパワーは如何ほどのものだったのだろうか。日本だけにはとどまらず、世界を圧巻し、みんなが大好きな悟空が、地球を飛び回り戦っていた。 その分、先生は消耗してしまったのではないか。

独断と偏見で語る大河ドラマへの思い2

今から2年ほど前にNHK大河ドラマについての総評記事を書かせていただきました。 この記事で私の勝手な独断で選んだランキングは、 第1位「いだてん」2019年(8.2%) 第2位「龍馬伝」2010年(18.7%) 第3位「平清盛」2012年(12%) ()内は視聴率:社会実情データ図録より 私が1位に選んだ「いだてん」は、ビデオリサーチ(関東地方)によると歴代大河のうちでワースト記録だったそうです。 大きな苦難を乗り越えてオリンピックを実現しようとする人々の姿は、涙な