ジャスミン男

フランス在住だったはずのになぜか北アフリカのマルセイユという辺境地にいます。日本では無…

ジャスミン男

フランス在住だったはずのになぜか北アフリカのマルセイユという辺境地にいます。日本では無名ですが英国では著名なロックスターです。チェンバロを弾きます。

マガジン

  • 仏蘭西徒然

  • チェンバロの話

    40代半ばでチェンバロを習いはじめたその後の展開。 フランスのコンセルバトワールの話など。

  • マルセイユの女

    マルセイユの生活について鬱々とつづっています。 半分妄想混じりの記事があるかと思えば、単純にライフハック的な情報だけの記事も混じるので、一貫性にあまりこだわらずに読んでください。 有料のものと無料のものが混在しています。

  • フランスにおけるアジア人差別についてのメモ

    主にはフランスにおけるアジア人差別について。 (注意) ーフランス人のみんながみんな差別主義者なわけではない ー日本人にも差別をする人はいる ー差別に対し差別で対抗して見返した気になるのは頭悪い といったことは当たり前のことですのでいちいち書いてません。

  • シャルリーエブドの絵、解説

    簡単な翻訳とコンテクスト解説。 これをもとに記事などを書くのは自由ですが引用元を示してください。

最近の記事

50代男子が20代女子に金を騙し取られないための簡潔で効果的なマニュアル

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有料
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    • フランス、2019年から2023年にかけて癌が二倍に増加

      フランスでは2019年から2023年にかけて、癌が男性は98%、女性は104%増えている。約二倍である。高齢人口の増加、癌検診の進歩改善などの外部的要因を考慮してもすごい増えっぷりである。 しかもとくに若い世代の癌が増えているという。また女性の肺がんが増え続けこのままではいずれ乳がんの数を超えそうなほどであるという。早期発見が難しい膵臓がんも増加傾向。膵臓がんは従来比較的少ない癌だったものの、今やフランスでも世界でも増え続けてこのままでは2030年には肺がんの次に多い癌にな

      • モダンバイオリンをバロック化(低予算版)

        チェンバロの生徒に室内楽の授業をするために、子供の頃ちょっと習ったバイオリンで自分がメロディーを弾くことが増えた。バイオリンは私はうまいわけではないし、最初は415hzに調律しなおして弾いているだけだったのですが、今年からバロック室内楽の授業もはじめて、バイオリンをはじめとする他楽器の生徒を指導することも増えたため、思い切って自分のバイオリンのバロック化に乗り出すことにしました。 ただし低予算で。 1.バロックボウを手に入れる まずは弓。モダンボウよりも軽くて短いバロッ

        • フランスで中華スーパーを探検する(自分用メモ)

          フランスで中華スーパーを探検するにあたり、日本人に必要な語彙と基礎知識をツイッターの叡智を反映し蓄積していくためのnoteです。 マルセイユにはParis Storeという大きな中華スーパーがありますが、ヨーロッパ最大の貧困ゲットーのすぐそばの治安問題地区にあるので、行くのにはなかなか勇気がいります。年に1回の書いだしてできるだけ備蓄をしたい!ので間違えないように欲しいものをゲットしてこなくてはなりません。 日本のものはともかく、中国韓国のものがよくわからないのでツイッタラ

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        • 仏蘭西徒然
          2本
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          2本
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          6本
        • フランスにおけるアジア人差別についてのメモ
          5本
        • シャルリーエブドの絵、解説
          8本
        • 雑感
          0本

        記事

          Brisset x バロック音楽企画について

          Jean-Pierre Brissetとチェンバロを中心にしたバロック音楽を無理やり結びつけて、コンセルバトワールの発表会よりは少し「舞台」としてととのえたものをつくろう!という私の企画です。 この企画は、私がフランスの音楽の国家教免(DE)をとるための、教育課程での評価対象になります。 これはPAVP(Projet artistique à vocation pedagogique)という呼称で、「人に見せる舞台としてある程度かたちが整っているが教育的側面もある」という、

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          フランスで通りがかりに「中国人!」と言われる時 なぜ女も男性形でChinois !と言われるのか

          フランス在住でフランス語がわかる日本人女性は、フランスで通りがかりに「中国人!」とののしられた(*)ときに、 なぜ 自分は女性なのに、男性形のシノワChinois!であって、女性形のシノワーズChinoise ! でないのか と疑問に思ったことがありませんか? それは「個々の個別性を無視し、一般名詞としてひとまとめに民族(というよりむしろ彼らの頭の中でアジア人種ひとまとめ)を扱って侮辱している」からです。 (そして定冠詞が省かれているのは呼びかけだからです) これは

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          フランスの持参金制度(1)-男性の社会的経済的解決策・成功のチャンスとしての結婚

          [記憶だけを頼りにざっと書いてます。間違いもあるかもしれません。詳しい方による間違い修正歓迎] フランスでは、中世から第二次世界大戦後まで持参金制度が続いていました。結婚時に女性が親に持参金をもたされ、その持参金を夫に預け婚姻期間中ずっとそれを夫が管理運用する制度です。夫が死んで寡婦になったりすると残り(増えている場合もあれば減っている場合も、ゼロになっている場合もあります)は返されます。 日本では、(最近はだんだん違ってきていますがいまでもちょっと尾を引いている傾向とし

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          セルビアのバレーボールチーム、タイとの対戦で吊り目しぐさ

          六月のバレーボール選手がタイ戦で吊り目した件。処分受けたチームの釈明ツイートにはなんと、私たちは「affectionate親しみを込めた」ジェスチャーだと思ってたんけど今回アジア人にはネガティブに解釈されるって理解しました、と書いてあります。 抗議がなければこの認識はずっと続いたわけですね。 だから、今回、バルセロナチームの公式ビデオでチンチョンチャンいってるグリズマンが公式アカウントのツイートで、「僕は差別には常に反対してきたしレイシスト扱いされて心外ぷんぷん断固抗議

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          フランスの幼稚園で2017年まで園児たちが歌い踊らされていたアジア人ステレオタイプ童謡

          Chang est assis Il mange un bol de riz Ses yeux sont petits Riquiquis チャンは座って茶碗の米を食べてるよ チャンのお目目はちっさいよ♪ リキキ(フランス語では卑小で貧相なものを馬鹿にした擬態語) Chang me sourit Quand il me dit : "Veux-tu gouter a mes litchis ?" チャンは私に微笑んで言ったよ♪ 「僕のライチを味見する?」 T'es

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          サッカー選手ウスマン・デンベレとアントワーヌ・グリズマンの日本人差別動画のその後

          パリ在住の辻仁成氏が「イギリスのデイリーメイルの報道は間違っている。差別ビデオは本当はこういっている」と差別をしていした、問題動画の件の続報です。(辻氏の間違いについてはhttps://note.com/echinodermes/n/nba851929a6fdで指摘しました) グリズマンはtiwtterに声明。日本では一部「謝罪」とかいっている人がいますがこれは謝罪ではありません。自分のやったことはレイシズムではないという否認です。 Je me suis toujours

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          サッカー選手による、日本人(アジア人)に対するフランス語での差別発言

          ホテルかなにかのテレビの調整にきた日本人スタッフを二人のサッカー選手が嘲笑するビデオ。(サッカーに詳しくないので最初「PESでプレイするために」というのをPESというサッカーのゲームアプリのために来日してプレイするという意味でとらえてしまいましたが、このときの来日は2019年の試合のためのもののようで、そのビデオが最近流出した模様です) 作家の辻氏がこのような記事(https://www.designstoriesinc.com/jinsei/daily-1980/)を書い

          サッカー選手による、日本人(アジア人)に対するフランス語での差別発言

          フランスのホームスクーリングシステム&国立通信教育センター(CNED)

          フランスがコロナ禍で全国の高校・中学・小学校を閉校せざるを得なかった2020年の第一回の外出禁止令の時、さくっと、すでに存在していた「国立通信教育センター」(CNED)を利用することが決まりました。 まだ日本がテクノロジー先進国だった頃にフランスに来てテクノロジー音痴・テクノロジー嫌いのフランス人像が頭にしみついている(*)私としては、「おお!フランスやるじゃん!」と感動したものです。 *現在子供へのパソコン普及率はフランスのほうが日本よりはるかに高い。 実際はサーバが

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          マルセイユのカーシェアリングTotem mobiの残念なその後

          私も大変便利していたマルセイユのルノーの小型電気自動車のレンタルサービスTotem mobi。環境にやさしいし市内の車の交通量も減らせるので都市部の自治体には好都合で各自治体の教育もあって安価で便利で、使い方によってはバスよりも安いようなサービスになっていたのです。一時期はモンペリエでも始まりました(すぐに中止になってしまったようですが)。 ところが、最近、サービスエリアが極端に減らされ、街中の人通りが多い中心地限定になって(それ以外のエリアではレンタルが終了できない仕組み

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          フランス人と膀胱

          フランスに暮らし始めフランス人の友人ができると、日本人が必ず気がつくことがあります。 それはフランス人の膀胱の耐久時間が驚異的に長いことです。街中に無料で使えるトイレの数が少ないのも、彼らはほとんどトイレに行く必要がないからかもしれません。グループで行動していると、トイレに行く回数は必ず日本人の自分がダントツ一番です。 無料で誰もが使えるトイレが少ないフランスにおいて、日本人は常に頭の中でトイレの場所を意識し、初めての場所に来ると尿意がなくても、(尿意を感じてから探し

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          マルセイユのカーシェアリングTotem mobi(update 2019/01/23)

          マルセイユの市内を最近よく走っている窓のない小さな電気自動車(車種はルノーのTwizzy)。 TOTEM mobiという名前のシェアリングシステムの車です。 アプリでリアルタイムに空いた車の位置が示されるので、それを見て、ちょこちょこクリックして予約し借りることができるわけです。 アプリに示されるグリーンゾーン内であれば(駐車禁止ゾーン以外なら)どこでも乗り捨てられ、さらに公道の有料駐車場では無料でとめらるという、駐車事情の悪いマルセイユでは便利なシステム。

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          マルセイユのカーシェアリングTotem mobi(update 2019/01/…

          翻訳を仕事にしたい人達(痔疾予備軍)へ

          「もっと安く」「もっと早く」「これぐらい込みで」にどう対処するか。 翻訳家はみんな痔だと思う。痔じゃない翻訳家手をあげて。 翻訳は、翻訳量・価格・期限の条件を譲ってしまうと、譲ったぶん、自分の身を削り時間を削り健康を削り人生を削るしかなくなる仕事である。 クライアントは「100匹たい焼きお買い上げいただいたからおまけに5匹つけちゃうね!」というノリを期待して「100ページも注文しているのだから5ページの追加ぐらい込みにしろ!」というかもしれない。 しかし翻訳で価格を落

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