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ネットで出会った歌姫ー個性とは

 基本、ネットの知り合いはリアルでは会わない。だが「さぱり」をやっていた時、ある歌手志望の女の子に楽器を渡す事になり会う事になった。
 売り出し中だったその子のライブを観に行き、食事くらいまではした(というかこっちが年上なんで何となく奢る事になった)。カラオケも行ったのだが、さすが歌手志望というか、その子の歌った折にはカラオケマシンは常に高得点を叩き出していた。
 どうでもいい事だがマラカイトを発見したのはこの頃だ。

 手持ちで捌かなければならないCDも一枚買ってあげた。まだこの頃は小金を持ってたし。で、その子を見ていて、歌を聴いてみて思った事。

 その子は「先生の言う事さえ聞いていれば」いつか芽が出ると信じているようだった。CDを聴いてみる「・・・」何かが足りない。歌は上手いんだけど・・・小生も有名歌手とかじゃないから偉そうな事は言えないのだが。

 歌や歌詞が教科書通りで「その子らしさ」が見えないからだと思った。こういう歌なら別の「歌のうまい人」が歌ったって別段差し支えないような。    で、歌というよりは喫茶店のBGMとかに良さそうだなという感想。

 これはブログの記事を書くとか小説を書くとかでも同じ事が言えないかなと。教科書通りな言葉や借りて来たような専門用語だけの記事では他人様の心を打つ事は難しいのではないかと。それではただ自分の意見を言うという事では無くツイッターでリツイートをして拡散をしているだけという事と同じではないかな。
 つまり音楽や文筆活動ってのは「芸能活動」。芸能活動には個性が要求される。個性とはそれだけでその人の意見であり、ブログというものは確か日記であるという事と自分の意見を表明する場所であるという事でもある。
 ちなみに文字数に制限があるツイッターはマイクロブログと呼ばれる。
 「個性」は教科書には無いものだ。どんなジャンルのどんな先生であっても「あなたの個性」なんて教えてはくれないだろう。

 結局その子は芽が出なかった。まだ頑張っていると風の便りに聞いた。
 自分も金太郎アメになり損なったんで、自分らしさを追求して行こう。
 それ故に「ピラミッド研究」「歴史研究」という事に相成っている。

 ちなみに小生は「個性」とは世界中に溢れるあらゆる全ての情報のアレンジメント能力であると認識している。どんな誰であってもそれは決して唯一無二では無く必ず人は誰か何かの影響を受けて「個性」が出来上がっていると思うからだ。

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