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貧乏人最強ー振り込め詐欺

 無職こどおじニートというのは最強だが貧乏というものも最強だ。
 小生もわけあって無職だ。詳細は割愛する。その元になったのが上司の「知ったか詐欺」に騙されて以降、病んだ。「知っている」と言っておいた方が日本では無難なのだ。二年かけて大変な思いをして準備してさぁいざ本番と言う時に「本番移行って何や」という「基本的な愚問質問」を上司から受けた折のショックは30年近く経った今でも夢に見る。

 「どなた?」とやる事は確かに相手に対し結構失礼だったりするし、マウントを取る時も「知っている」という言葉は非常に便利であるようだ。だがその日本人の習性が振り込め詐欺が成功する温床になっていたり、日本人の隠ぺい体質というものも同様に振り込め詐欺が跋扈する遠因となっている。「ワタシは騙されて・・・」と普通の人は言いたくはないものだ。世間体もある。被害を隠して言わないからまた次の被害者が出る。

 それら「知ったか習性」と「隠ぺい体質」が日本での振り込め詐欺の成功率を格段に上げているのではないかと思うのだが。

 この間、知り合いに「振り込め詐欺」からの電話が掛かって来たと。携帯電話の指示通りに銀行ATMを操作したら、「残高不足」で犯人は果たせなかったとか。うむ。
 これを聞いて、「JOKER」と呼ばれる程窮したくないが、取られる程のモノは持っていたくもないものだなと思いました。

ウチじゃないよ。知り合いだからね。

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