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えひめジュニアチアリーディングチームOtters! -目標に向けて頑張るちから-

こんにちは!note更新担当のたぬ子です。

(公財)愛媛県文化振興財団では、県民の皆さんが、日ごろの成果を発表するためのイベント経費(一部)を助成する『文化活動活性化支援事業』を実施しています。

令和3年度は新型コロナウイルス感染拡大により、中止とする団体がある中、イベントを開催できた団体を紹介していきます。

今回は、『第5回 おった~ず祭』を開催された、えひめジュニアチアリーディングチームOtters!おったーず 代表 堀内由美さんにお話を伺いました。

お姉さんの背中から学ぶこと

写真提供:えひめジュニアチアリーディングチームOtters!

ーOtters!は、どのような団体ですか。

 地域のイベントや競技会、スポーツ応援に参加している、年少から中学生までが所属するチアリーディングのチームです。

ー年齢関係なく皆さん一緒に演技されてるんですか。

 演技場所の広さや状況に合わせて、全員まとめて踊ったりとか、入れ替えで踊たりとか構成を考えていますね。

ー年齢でできることに差があるのかなと思ったんですが、一緒に演技されるんですね。

 ダンスに関しては、技術の差があったとしても同じ舞台に立って踊ることはできるので、年齢関係なくやっています。
 お姉さんの背中を見ながら一緒に踊ることも、成長に必要な過程だと思うので、なるべく縦の交流もとれるように練習をしてますね。

 イベントと競技会で印象の違うチアリーディング

写真提供:えひめジュニアチアリーディングチームOtters!

ーチアと聞くとラインダンスが印象的ですが、Otters!でもされるんですか。

 イベントの時だけやってますね。
 競技会では、チアリーディングチームがラインダンスをやることは禁止されてるので、できないんですよ。

ー競技会では、どのような演技をされるんですか。

 組体操みたいに人が人の上に乗ったりとか、飛ばしたりするスタンツがメインですね。
 そこにダンスや体操の要素を含んだジャンプ、バク転などのを入れて1つの演目を作ります。

ー結構アクロバットですね。

そうですね。
発表会やイベントの印象と、競技会で競っている印象は違うと思います。

楽しんで挑戦して欲しい

写真提供:えひめジュニアチアリーディングチームOtters!

ー発表会と競技会で、練習内容が変わりますか。

 基本は発表会も競技会も、楽しむことを前提に練習しています。
 けど発表会は、保護者に向けて練習の成果をお披露目する場なので、子どもたちが挑戦したいのであれば、可能な限り構成に取り入れています。
 むしろ、安全な限り「やってごらんよ!」って挑戦させるようにしていますね。

 逆に競技会は点数が出るので、より完璧な演目を作るために、やりたいパフォーマンスがあっても完成度が低いから、今回はやめようって判断することもあります。 

ーOtters!に入会すると、みんな競技会を目指すんですか。

 チームによって違うんですけど、東温チームは競技会には一切出ないで「ひたすら楽しくチアをやりましょう!」って、イベントや発表会での披露を目標にしています。
 松山チームでは小さい子は競技会には出ずに、小学生から基本は競技会に出ることを目指して練習していますね。

 ”目標に対して頑張る力”をつけてもらいたいなって想いがあるので、私としては競技会に出てもらいたいって気持ちが大きいです。
 イベントに向けての頑張り方と、競技会に向けての頑張り方やモチベーションは全然違うんですよ。

ー頑張り方の違いについて、詳しく教えていただけますか。

 チアリーディングって団体競技なんですけど、1人1人が「競技会までにバク転を成功させたい」「この技を完成させたい」って期限と目標を決めて、達成するために頑張って練習するんです。
 そして、1人1人の頑張りがチームのプラスになるし、採点では加点に繋がります。
 発表会だから努力しないってことではなく、競技会っていう大きな目標があることで努力がしやすいんでしょうね。
 「他の子ができるから、自分もやってみよう。成功させたい!」って、みんなの気持ちが高まってくるんだと思っています。

ー「競技会出る」というのが、大きな目標になるんですね。

 そうですね。
 特に最近は、コロナの影響で競技会が無くなったり辞退していたので、「出るからには、やりたいことを全てやりたい!だから、そのために頑張る!」って、子どもたちなりに考えているみたいです。

『元気・勇気・笑顔』のおすそわけ

写真提供:えひめジュニアチアリーディングチームOtters!

ーチアリーディングの魅力を教えてください。

 一番は、観てる人が笑顔になって元気をもらえるところですね。
 チアリーディングは、合言葉である『元気・勇気・笑顔』を、みなさんにおすそわけすることができる競技なんじゃないかなと思っているんですよ。

 色んなスポーツがありますけど、勝敗があって相手のチームを応援することってあまりないじゃないですか。
 でもチアリーディングって、勝敗とかチームとか関係なく応援しあうんですよね。そこも、いいところかなって思います。

観て、好きになってもらいたい

写真提供:えひめジュニアチアリーディングチームOtters!

ー今後はどのような活動をされたいですか。

 基本は今と変わらず、とにかくチアを楽しんで、チアを好きになってくれる子が増えてたらいいなって思っています。
 愛媛のチア人口ってまだまだ少ないので、Otters!を含めて色んなチアを観てもらう機会を増やして、知ってもらうところから輪を広げていけたらいいですね。


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