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ブーイングが起きる13シーン 日本のサポーター論の入口

1993年5月15日にJリーグが誕生したことから日本社会で一般化したものの一つにブーイングがある。当初は珍しがられたブーイングだが、今ではJリーグの試合会場で一度もブーイングを耳にしない試合は珍しい。ほば、必ず、何かの出来事にブーイングは発生する。長く「我々はブーイングしない」ということを申し合わせしていた川崎フロンターレサポーターも2013年頃からブーイングの発生が目立つようになり、今ではスタジアムでブーイングを耳にしても違和感がなくなった。

ブーイングは意識的に起こしているというよりも自然に起きることがスタジアムの摂理のようだ。

では、どのようなシーンにブーイングが起きるのだろう。サッカーでブーイングが起きるシーンは様々だ。主に13のシーンが挙げられる。

ブーイングが起きる13シーン

《対戦相手に対するブーイング》
1 セットプレー時のブーイング
2 危険な反則プレーに対するブーイング
3 移籍していった選手に対するブーイング
4 移籍してこなかった選手に対するブーイング
5 有名な選手に対するブーイング
6 攻撃全般に対するブーイング
7 質の低いプレーに対するブーイング

《味方に対するブーイング》
8 ふがいない敗戦に対するブーイング
9 質の低いプレーに対するブーイング
10 望まない采配に対するブーイング
11 クラブへの忠誠心を感じさせない選手に対するブーイング

《審判に対するブーイング》
12 判定への不満に対するブーイング
13 望まない審判の起用に対するブーイング

移籍していった選手に対するブーイングが発生する理由は幾つかある。無条件でブーイングが起きているわけではないことをご存知ない方も多い。例えば、横浜F・マリノスから川崎フロンターレに移籍した背番号10番だった齋藤学は横浜F・マリノスサポーター からブーイングを受けた。しかし、同じ横浜F・マリノスから川崎フロンターレに移籍した背番号10番だった山瀬功治は拍手で迎えられている。

ブーイングの発生理由やブーイングの強弱には、サポーターの心理が見え隠れするのが面白い。

「今のブーイングはなぜ起こったのだろう?」と、考えてみると、目の前にいるサポーターに対する考え方が変わるかもしれない。

サポーター3年生からの日本のサポ論


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