クラブの個性を反映するチャントのタイプ分類 日本のサポーター論の入口
Jリーグサポーターには個性がある。同じさいたま市を活動拠点とする浦和レッズと大宮アルディージャでは、サポーターの違いは一眼でわかる。
チームカラーはユニフォームの色だけではない。それぞれの応援カラーの違いは顕著だ。
例えばチャントのタイプには具体的な個性が現れる。チャントを5つのタイプに分類してみた。
・歌詞なしタイプ ・賛美歌タイプ ・要求タイプ ・自己紹介タイプ ・揶揄タイプ
浦和レッズサポーターのチャントは「要求タイプ」が中心。
のチャントは浦和レッズは言わずと知れたJリーグでは屈指の人気クラブ。サポーターの量も質も強大だ。王道で応援をグイグイと押し切れる力を持っている。
浦和レッズと比べると大宮アルディージャには「自己紹介タイプ」のチャントが多い。
これは、大宮アルディージャが後発クラブであり、強大な浦和レッズの勢力下で活動しているクラブであることと関係が深いと思われる。大宮アルディージャは常に浦和レッズと比較されるポジションにある。
他の地域でも見てみよう。同じ経済圏にあるアビスパ福岡とサガン鳥栖のチャントのタイプを比較してみると大きな違いがある。なぜ、このようなチャントの個性が現れたかの考察については下記をどうぞ。
各クラブサポーターのチャントがなぜ生まれたのか?その背景には各クラブの、ここまでの歩みの歴史がある。
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サポーター3年生からの日本のサポ論
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