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「地域に貢献するJリーグ」という視点で眺めると過剰な秋春制反対で生じる懸念も気になる

Jリーグのシーズン以降が決定しました。Jリーグからは「12月は1週程度長く試合を開催」「2月の試合期間は変更なし」と発表されています。

https://www.jleague.jp/img/pdf/2023_26796_j1.pdf?fbclid=IwAR0-wyMv9sqr_xFVc51Gs29_kAh9tN-6lTJDJqYpVuo01VOBBjQWoFs78aU

秋春制について、私がここで書くことは、あくまでお気持ちの話です。私が最も気にしているのは「スポーツクラブと行政との関係」です。

新潟市は「雪が少ない新潟市」を主張している

あまり知られていませんが、新潟市は常々「雪が少ない新潟市」「積雪が市民の生活や都市機能・経済活動に影響を及ぼすことはほとんどありません」と発信し企業の誘致や移住の促進をしています。

秋春制反対の理由として「豪雪」「冬は外出できない」をファンが強く主張しすぎると新潟市としては、あまり嬉しくないのではと思います。

スキー正宗は好きな酒の一つ

冬に人流をどのように起こすのかは地域の重要な課題でもある

トップの画像は私が冬に通っていた長野県飯山市で撮影したものです。飯山市は全国でも有数の豪雪地帯にある都市ですが冬の観光客を増やす努力をしていました。今はホワイト期の観光客数がグリーン期の観光客数の倍です。

雪の多い地域でも、全く外出できなくなる日が毎日続くわけではありません。だから、経済を活性化させるためにも、市民の健康を維持するためにも、行政側は可能な限りは冬でも外出をしてほしいと考えます。冬の産業を育成します。スポーツクラブには、地域社会の一員としてその一助となることが求められていると思うのです。

記録的な大雪の直後に訪問した札幌市

「家から出ることも困難な状況」は地域にとってプラスになる主張なのか?

「感情論ではなく、現実論として“出来ない”」「家から出ることも困難な状況」とアルビレックス新潟 中野幸夫社長は発表されました。確かに、商圏が広域ですから、雪の深い遠方から観戦に来られるファンは大変でしょう。

でも、秋春制反対が過激になりすぎると、行政の考える新潟市の在り方と乖離が大きくなり、サッカー界にとってプラスにならないような気がします。秋春制反対意見を強く主張されるほとんどのファンは「自分の観戦環境」をベースにしているので、私のようなことを考えている人は少ないと思いますが。

反対を主張する時は終わった

というわけで、スポーツ団体の支援を受けて当選した議員の皆さん、出番ですよ!シーズン移行は決定しました。無理だという主張よりもできる方法を探りましょう。

※12/22追記 下記のリンクを推奨しているわけではないです。でも、たとえば、こうした方法も含めてできる方法を探りましょう。


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