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福耳さん、福袋を買いに行く

私は福耳です。
気をつけないと、冬はしもやけができ、夏は蚊に刺されて、耳が真っ赤に腫れ上がります。
それなりの苦労はあります。

特養で働いていたときは、おばあさま方に、大人気でした。
なぜなら私が福耳だったから。
「縁起がいいわ」と言われ続けました。
でも、お金持ちになったことは一度もありません。

ですが、私は山崎まさよしが好きなので、福耳いいかもと思います。
山崎まさよしはやっぱり、「セロリ」がいいです。
夏が嫌いで、セロリが好き。
夏が苦手な私は、セロリにピーナツバターをつけてかじるのが好きです。

私はお正月の福袋が大好きで、毎年買いにいきます。
今日は長女と二人で、コミュテイーバスに乗ってお買い物に行きました。
バスを降りると長女は本屋さんへ。
大みそかに本屋さんに行ったときに、目をつけていた本があったらしい。
ジャニーズアイドルの本の並ぶ棚から、小さめの本を取り出して、ページをめくってみると。
「字のほんだ。よめません。」といってしょんぼり。
表紙を見ると、king &princeと書いてありました。
写真の本かと思ったのでしょうね。

なので、wink upというアイドル雑誌を買いました。
本屋さんの次は、いよいよ福袋です。
長女は、文房具屋さんのサンリオ・クロミちゃん福袋。
きのう、おばちゃんからもらったお年玉でゲット。
クロミちゃんがプリントされたトートバッグに入っています。
「いいものが、かえたなあ。」
長女は大喜びで、袋を下げて歩いています。

次は、私の福袋。
京王アートマン・キッチン用品売り場、ティファールキッチン4点セット。
夢があるような、現実的過ぎるような福袋を買いました。
福袋もかつては、ものすごおくデラックスなものもありました。
20年前、無印良品の福袋には、コートなども入っていました。
食品から実用品まで、1月はほとんど福袋で生活をしていた感じです。
そのくらい福袋を買っていました。

私の住む町でも、最近は初詣も分散で、お正月の人出は減少。
10年ほど前は、私の兄も元気だったので、お正月は兄の一家や、私の次女一家もやってきて、大勢でにぎやかに、お年玉やお年賀のやり取りをして、お寿司をみんなで食べたものです。

長女はその頃のお正月が忘れられなくて、暮れになると
「だれがくるの?」
「おすしとるの?」
と聞いてきます。
兄は米寿で外出が困難。
次女の息子たちは二人とも今年受験。
だから今年は誰も来ません。

淋しいけど、世の中そんなものです。
だからおいしいお寿司を買って、おうちに帰って、お母さんと二人で食べましょう。

帰り道、とても暖かい日向道を歩きながら、
「かいものびよりだね。」
と長女はにこにこしています。

暖かくて、おいしいもの食べて、静かないいお正月です。

ALL TIME BEST 福耳


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