導入事例やり方記事アイキャッチ

新サービスの提供開始21ヶ月で24事例を公開したやり方を大公開!

EC Boosterが大量に公開している導入事例はどのようなやり方で作成されているか、その裏側を公開します!
導入事例の執筆に困っている企業の方や、EC Boosterチームの働き方の裏側を知りたい!という方にぜひご覧いただければと思います。

こんにちは!EC Boosterカスタマーサクセスの井形です。
先日、EC Boosterで導入事例の作成を大切にしている理由という記事を公開しました。

導入事例を執筆された方はご存知だと思いますが、記事一本作成するためには、企画やインタビューの実施、執筆、校正など、多くのステップがあり、かなりの時間が必要です。
この記事では、EC Boosterでのサービスリリース後、多くの業務がある中で、どのようにして効率的に事例を作成しているかについて、お話しようと思います。

実際の事例執筆裏談話もいくつかありますよ!

現在の導入事例一覧は下記からご覧ください。

【チーム体制編】

まずは、チーム体制として、導入事例の執筆に向けて取り組んでいることをお伝えします。

- 毎月作成するという目標を持つ

当然ですが、目標がなければ導入事例を作成しよう!と思う意欲が湧きません。EC Boosterでは、チーム全体で毎月1本程度の事例インタビュー実施を目標としておき、定期的に実施できるかどうかを評価しています。

- インタビューの企画、実施、執筆を全て原則、最もインタビュイー企業様に詳しいCSが実施する

事例は原則、その企業様と最もやり取りしているカスタマーサクセス担当(CS)が執筆を行っています。インタビュイー企業様に詳しくないと、具体的な状況確認や細かい箇所の執筆に時間がかかってしまいますよね。
EC Boosterでは、事例を執筆しているCSの他の業務をチーム全員で巻き取りつつ、できるだけ執筆担当者が自分のCS業務やお客様への思い入れを元に濃い事例を執筆できるよう、取り組んでいます。

EC Boosterはリリース当初からしばらくは私一人のCS体制だったので、マーケ担当者や場合によっては事業責任者にCS仕事を依頼しつつ、執筆の時間を確保していたりしました。

※EC Boosterの最初の利用事例はこちら。当時は事例執筆のノウハウも全く無く、手探りで執筆していた記憶が...
EC Boosterを試験提供時から利用いただいているお客様ですが、大きな効果をご実感いただき、この事例を公開した時には社内でもかなり盛り上がったように思います。


【インタビュー実施編】

続いて、インタビュー実施時に気をつけていることです。

- インタビュー打診時に、公開したい事例の方向性についてお伝えする

インタビューの実施を企業様にご相談する際には、「こういう事例を執筆したいので協力していただけないでしょうか。」と予め相談しています
事前に方向性をお伝えすることで、先方で予め回答例をご検討いただくこともあり、インタビューのスムーズな進行や、より細かい点のヒアリングに時間を割くことができるようになっています。

- セミナーなどの出張に合わせて事例インタビューの予定を組む

EC Boosterでは、パートナー各社様と協力して北は札幌から南は鹿児島まで、全国各地でセミナーを開催しています。

セミナー自体は事前準備や個別相談会を含めても3~5時間で終了します。
一方で、出張にかかる飛行機や新幹線代は、どれだけ予定を入れようと変わるものではありません。
そのため、時間や経費の費用対効果を考えた際、他の予定を入れることが必要になってくるのですが、その予定の第一候補として導入事例作成を置いています

また、EC Boosterチームは新卒採用セミナーでの登壇も多く、その出張も活かして、4週連続で事例を公開したこともありました。
導入事例掲載にご協力いただいている各社様には、いつも朝早くや夜遅くにピンポイントでご予定を調整していただき本当に感謝です...!

※函館で事業されている下記の企業様には、仙台→札幌間の移動の際に立ち寄りお伺いさせていただきました。移動だけで8時間ぐらいかかりましたが、とても濃密なお話を聞かせていただきました。


【記事執筆編】

続いて記事執筆です。執筆は、いくらでも時間をかけようと思えばかけてしまえるので、効率的に、分かりやすい事例を作るために下記のことを意識しています。

- インタビュー終了後に少しでも執筆に着手する

導入事例作成で最も大変なのは記事執筆です。
ちょっと後回しにすると、どんどん記憶も薄れるし、さらに執筆への腰が重くなるという悪循環に陥ってしまいます。

そうしないために、インタビューを行った当日か翌日に、最低30分は時間を取って、まずは少し執筆に着手することを意識しています。ある程度書き始めておけば、後はスムーズに執筆が進んでいきます。
また、インタビュー直後に自分のインタビューを振り返れるので、インタビューの進行の反省もできて一石二鳥のメリットがあります

- 文字起こしはほとんどせずに、自分の書きたい構成でまずは書き進める

事例執筆でポイントなのが、文字起こし→記事執筆ではなく、文字起こしと同時並行で記事執筆を進める、もしくは、まずは記事の大枠を作ってからインタビューを聞き直すことです。
ただでさえ話が盛り上がり、時間が伸びてしまいがちなインタビューなので、要点を絞って纏めなければ、間延びした記事になります。

先述の通り、事例で伝えたいメッセージは決めてからインタビューに臨むので、記事執筆では、まずはそのメッセージに応じたストーリーを作ってしまい、それを肉付けする形で、お伺いした内容を追記していきます。

- 内定者インターン生に執筆してもらう

とはいえ、業務量が増えたタイミングでは、記事執筆の時間はなかなかありません。
そこで事例のいくつかは、遠隔地にいる内定者インターン生に執筆をお願いしていました

クラウドソーシングを活用してフリーランスのライターさんに頼むなど選択肢もあると思いますが、それと比較しても、他者に執筆を依頼するのであれば、インターン生にお願いすることはとても良いことだと思いました。

記事執筆をインターン生に依頼するメリットは、何より彼らの成長にあります。
記事執筆を通じて、フィードフォースという会社が世の中に対してどのような価値を提供できているのかを考えたり、お客様が実際に抱える課題を理解することができます。また、それらの情報を、誰の目にも見て分かりやすい記事に起こすことで、他人に物事を伝える能力を磨くことができます。

そのような体験を積んでもらい、入社後の活躍を早めることを目指しています。
遠隔地にいる内定者に顧客対応業務を任せるわけにはいかないけれども、お客様の生の声を聞いてほしい、という時にに事例執筆はとても良いものだなと思います。

※実際に内定者が執筆した事例がこちら。何度も書き直しながら、公開までやりきってもらいました。


- おまけ : 心持ちとして ~インタビュイー企業様の素晴らしいところもお伝えできるようにしています~

事例インタビュー執筆時には、お客様のEC Booster利用状況をしっかり書くことは当然ですが、インタビュー企業様や、ご担当者様自身のことも、できるだけ多く書くことを考えています。
いつもお世話になっている皆様の取り組みを少しでもお伝えできるように、と考えています。

※例えばこちらの事例。担当CSが、「ご担当者様の頑張りを伝えたい!」と、仕事ぶりや社内での評価などもヒアリングし、執筆しました。


EC Boosterチームの導入事例執筆にかける執念がお分かりいただけましたでしょうか?笑
今後も事例インタビューを通じて、各社様の取り組みにスポットライトを当てていきたいと考えています。事例インタビューを受けたい!という利用企業様はお気軽にカスタマーサクセスまでお声がけください!!