「EC運営の案内所」を公開しました。ショップが使用しているツールをひと目で確認できます
EC運営の案内所は、各ジャンルの現代的なEコマースサイト(オンラインショップ、ネット通販サイト)が使用しているテクノロジーツールを調査・公開することで、小売事業運営の参考となることを目指すウェブサイトです。
このような発見を促すことで、EC事業を営むすべての方のサポートとなれば幸いです。
日々事業を運営する中で「もっとこうできないか」というような疑問が生まれることと思います。そんなとき、まず役に立つのは他の事業者を参考にするこではないでしょうか。
競合となるサイト。競合ではないが参考になるサイト。別業態でうまくいっていそうなサイト。
お互い会って会話可能な間柄でない場合、これらのサイトが使っているツールなどを調査し、オペレーションを想像し、その運用が理にかなっていれば、実際に取り入れることで目標到達の近道となることもあります。
1)ある課題のキーワードをGoogleで検索し、2)上位に表示されたサービスをいくつか新しいタブで開き、3)そのサービスのLPを見た後、4)メディアの比較記事を見て、5)登録ないしデモを申し込む。
このようなフローはよくあることですが、実際に何かしら参考となるサイトが使っているものはその様子を想像しやすいため、技術選定の検討における時間を短縮できます。
いくつかの例をあげます。
自社ECを開始しようとしている事業者様がまず検討するのはインフラかと思いますが、この際Shopify、Salesforce Commerce Cloud、Magento、Base、Storesいずれにするのかは、実際の業務フローと他サイトを照らし合わせることで決定しやすくなる事と思います。
また、ある程度の規模で既にECを運営しており、より詳細なデータ分析をしたいという場合、同じように大規模な他サイトが利用しているデータプラットフォームは検討に値します。
ほか、何かしらのリファラルマーケティング施策を考えているならば、競合サイトのアフィリエイトプログラムはどうのようにしており、何のツールを使っているのかは参考になります。
例えば、スニーカーブランドのAllbirdsは以下のようになっております。
ShopifyでECサイトを構築、カスタマーサービスはGladlyを使用、Outbrainへ記事広告を出向し、パーソナライゼーションにDynamic Yieldを使用、クリエイター向けはGrinでメディア向けはImpactと分けてアフィリエイトを行い、Branchで各チャネルの計測を行っている。
こんな事をひと目で確認し、仮説を立てることができます。
また、例えばDynamic Yieldを利用しているEC一覧も確認し、どの程度の規模であれば効果が出そうかなど推測することも可能でしょう。
ツールを検討する際、何を、いくらで、どのように使用するかといったこともそうですが、他のサイトが何と組み合わせているかは契約する際の参考になるはずです。
Eコマースかどうかは関係なく、他サイトの使用しているツールを見て回るのが趣味なようなところもあり、本サイトを公開いたしました。
作り始めて間もないため、ご要望等ありましたらお気軽にご連絡ください!
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