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考え方のためのnote

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#ブランディング

「一生に一度」のジュエリーを変えていく。社長になって1年の振り返り

こんにちは。初めまして。 ダイヤモンドジュエリーブランド「ブリリアンス・プラス」の代表をしている三木と申します。 私は昨年の夏から、このブランドを軸とした会社の経営に携わっています。 代表として過ごした1年間を経た今、改めてnoteを始めようと考えました。 決して全員が必ず手にする訳ではない、またご購入いただく回数も決して多くはない商品だからこそ、普段どのようなことを考え、ブランドをつくり、モノづくりや店舗の仲間を含めた組織づくりを行っているのかお伝えしていきます。 「

D2Cブランドの無駄なポップアップはもうやめよう。

皆さんこんにちは。 静岡のソファD2CブランドMANUALgraphの鈴木と申します。 小さな町工場によるものづくりD2Cブランドとして、日々あの手この手で四苦八苦しながら自分たちでつくったソファを自分たちの手でお届けしています。 なぜ無理してでもD2Cブランドを名乗り運営しているかは、よろしければこちらをお読みください。 さて先日、当社では2日間に渡り東京は銀座の TheCraftedと言う場所でポップアップイベントを開催しました。 「ポップアップインベント」と分か

中川政七商店のビジョンファースト経営について

こんにちは、中川政七商店 取締役の緒方(@notmegumi)です。 最近ありがたいことに「中川政七商店はビジョン経営がうまくいっている会社」という認知が増えてきているようで、このあたりについて色々な方にご質問いただくこともあり「大枠を整理すると弊社の構造はこうです」というのを書いておくことにしました。 ※なお、この内容は7月に私が登壇したDIGIDAY BRAND LEADERSの内容を元に一部を引いたり足したりしています 基本的にはトップに貼り付けた図で話はほぼ完結し

「ブランド」を幻想や虚言で終わらせず、儲けに繋げるために。 ダイキン片山氏著『実務家ブランド論』を読んで

どうも、フクパンマンです。 2021年9月に出版された、ダイキン工業で長年広告宣伝を勤めてこられた片山氏がまとめた超実践的な本「実務家ブランド論」を拝読させていただいたので、私なりにレビューさせていただきます。 「教科書ブランド論の真似はするな」という熱意のもと、教科書と一線を画する終始わかりやすい口語体と説明で話されており、社内における「ブランド」というあいまいな言葉の定義、そして「ブランディングの目的は売上と徹底しよう」という、意志と実践方法が詰まった良書でした。

メディアビジネスの変革は「ケイパビリティ」と「コヒーレンス」が鍵に。クラシコムが築きたい“広告主”とのパートナーシップ

“1ページビューの価値”を再考する。 メディアビジネスに携わる方は、この言葉に歯がゆい思いをしてきたことでしょう。 いま、この問いを進めるために、2つの鍵が手渡されようとしています。「ケイパビリティ」と「コヒーレンス」です。 ・ケイパビリティ =事業やブランドにおけるそのブランドならではの能力や才能、強み ・コヒーレンス  =事業が有するケイパビリティと提供する商品やサービスに乖離がなく、一貫性がある状態 これらの観点から紐解くと、コンテンツパブリッシャーの“真の強み”

なぜいま、ブランドストーリーが疎まれているのか。

どうも、桜井です。 今日気軽にツイートした内容が思ったよりも皆さんに反応いただいていたため、↓をイシューにもう少し深く考えてみることにしました。 まず、ブランディング・マーケティングを生業にしている私のスタンスをお話をすると、私自身はブランドがストーリーを語ることは賛成です。しかし、ブランドストーリーは手段であり、目的ではありません。 ストーリーを語る目的はユーザーの態度・行動変容であり、結果として企業の利益創出であるはずです。 昨今のブランドストーリーには、期待をし

clubhouseでバズった男

昨晩は取り急ぎでnoteにオンラインサロンの申込手順を投稿し順序が逆になりましたが改めて自己紹介として。 本記事では自己紹介と、自社productである日本で1番高い甘酒がバズった経緯、マーケティングとして意識していた事など短めですが書いておこうと思います。 3,500文字ほど書きなぐっておりますが10分ほどお付き合いください。 まずはご報告させてください! 2021年6月1日にclubhouseにてオンラインサロンの告知をさせていただきました。 初日で定員50名が

【D2Cブランド戦略】パーソナライズヘアカラー「COLORIS」急成長の裏側

こんにちは、はじめまして。 COLORISブランドマネージャーの稲葉菜月(@nau3uki)です。 カラリス発売から約1年半。会員数は3万名を突破し、少しずつ事業の成長を感じられるようになってきました。 ありがたいことに日々の取り組みについてご質問いただくことも増えてきたので、これまで私がやってきたことを振り返りたいと思います。 ※こんな人に読んでもらいたい! ・ マーケティングに興味のある人 ・ ものづくりに拘るD2Cブランドを始めたい人 ・ ブランド力で事業を拡大し

事業を成長させるブランディングの本質 “こだわるべき”ものは何か?【第5回 池田紀行のマーケ飯】

代表の池田(@ikedanoriyuki)が、さまざまなフィールドの第一線で活躍されている方とご飯を食べながらカジュアルに議論する企画「マーケ飯」。 第5回のゲストは、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げ製造小売からコンサルティングまで幅広く事業を展開する中川政七商店で、取締役CDOを務める緒方恵(@notmegumi)さん。 中川政七商店は1716年の創業から300年以上の歴史を持つ奈良の老舗。手績み手織り(※1)という製法による麻織物の卸問屋として創業した