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【ワンポイントレッスン3】写真の構図

このアカウントについて

このnoteアカウントは、三重県雇用経済部中小企業・サービス産業振興課による委託事業である『インターネット通販サイト販売促進支援事業』にて運用されています。

三重県内の食関連事業者の皆様が、今後効果的にインターネットを活用した販売活動を進めるうえで役に立つ情報を発信していきます。


今回のワンポイント:写真の構図

今回は、デジタルコンテンツ(SNS)発信において、

写真の構図の重要性

についてお伝えします。

これは知るだけで一気に写真の質を向上することができるポイントです。
「良い・上手い写真」の多くはこの構図のセオリーをきちんと踏襲していることが多いと言えます(もちろん、アート・芸術領域の話になればこの限りではありませんが)。

noteやInstagramといった、SNSの運用のみならず、ECサイトを運営していくうえで、「写真」が重要であることは言うまでもありません。
プロダクトの魅力をヴィジュアルで訴求すべき機会はこれからもたくさんあると思います。
しかしながら、みなさんはその写真のクオリティにどの程度自信があるでしょうか。

写真のクオリティを高めようと思うと、つい高い機材や、プロへの発注が必要なのではと思ってしまいがちですが、そればかりではありません。
仮に誰か第三者に外注する時でも、まずは自分自身が一定の「知識」を身に付けることで出来上がった納品物が果たして「自分達の要求していたものなのかどうか」の判断も出来るようになります。

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今回は、写真の中でもとりわけ重要な「構図」について、特に重要なものを3つに絞ってお伝えします。構図をうまく活用することで、みなさんの商品の魅力を引き立てることが可能となるでしょう。

①日の丸 構図

日の丸構図とは、メインの被写体が中心にくる構図のことを指します。被写体をより強調して、目立たせることが可能となり、写真の情報が非常にわかりやすくなる構図と言えます。

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日の丸構図は初心者でも活用しやすい構図の代表格です。ただし、注意したいポイントとして「真ん中」「水平」を意識することがあります。なんとなく真ん中に配置して撮影したつもりでも、実は中心がズレていたり、水平でなかったりということがあります。

ズレや歪みは、写真の加工ソフトで修正することが可能ですが、まずもって重要なことは、撮影時に「真ん中」「水平」を普段以上に意識することです。そのため、水平で撮影でき、適度な光が入る場所を常日頃から決めておくことも重要でしょう。

日の丸構図は、被写体として商品がより強調されるものであるため、その配置がビシっと整っていることを、今一度意識してみてください。

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②三分割 構図

三分割構図は、1枚の写真を縦に3分割、横に3分割し、計9個のマス目を意識した状態で、構図を定めていく手法です。具体的には、各分割線の交点に被写体を配置すると構図に収まるとされています。

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例えば、以下の画像では、右下の交点に被写体を配置して実際に撮影したものです。左側の空間が空いていますが、不思議と写真としては収まりの良い印象を受けます。

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この写真の場合の1点注意すべきポイントとしては、「うしろの線が斜めにならないこと」です。つまり、前述した通り「水平」に撮影されていることが重要となります。食材の写真等を撮影する際には、気軽に使っていける構図です。

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③C構図

C構図は、主に器などの円形の被写体(丸い食材や、お皿に盛りつけた被写体など)の撮影に適した構図です。具体的には、写真の右側に円形の被写体を配置し、被写体が少し欠けるように撮影することで、写真全体の雰囲気が変わります。

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例えば、以下の画像は、C構図で円形の被写体を撮影したものです。被写体の右側が少し欠けていますが、左側の空間とあいまって、雰囲気のある写真に納まっているのではないでしょうか。
左側に半円が来る「逆C」であっても、上下に半円が来る「上C」「下C」のような構図であってももちろん問題ありません。
ご自身の被写体の特徴や場面に合わせていろいろ試してみてください。

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※↑ピントズレててすみません。
日の丸構図や、三分割構図などと併せて撮影しながら、みなさんの商品の写真表現に幅を持たせて頂くと良いでしょう。

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