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コーヒー習慣

父が、毎朝コーヒーを淹れてくれる。

それは父がわたしが子供の頃からしている習慣で、毎朝の自分の楽しみでしていることで、ついでだからと母やわたしの分も考えてドリップしてくれる。
どこのコーヒーがおいしいというこだわりはそんなに強くはないけれど、長年、毎朝豆から挽くので、リビングにはコーヒーのいい香りが充満している。わたしはその空間が好きで、今でも実家から離れて暮らしていても、豆を挽いて、その香りを充満させている。

わたしが父の淹れるコーヒーを飲み始めたのは小学6年生からだった。あのころはおばあちゃん家に行くときに記憶の残る中では人生で初めての飛行機に乗り、その飛行機の中で聴いた洋楽チャンネルでお気に入りの洋楽を見つけて、それをラジオで見つけては喜ぶような、ちょっとませた自分に酔っていた時期だった。

それから今になるまで、朝コーヒーを飲むときには香りを部屋に充満させるということをやっている。それとパンを焼く。

結婚して新しい場所で暮らして、家族が子供と元夫と変わった時も、毎朝とはいかなかったけれど、土、日曜日はパンとコーヒーと決めていた。
毎朝見るテレビが決まっていて、子供が幼児期のころは極々普通の家庭と同じようにプリキュアを観て、部屋にはコーヒーの香りを漂わせていた。それが過去の日曜日の定番だった。

今では一人で毎朝コーヒーを淹れ、パンを食べている。これからもそうすると思うし、実家でも両親は毎日同じようにコーヒーを淹れていると思う。

これを習慣と言っていいのか迷うところだけど、長年楽しんで続けていることは恥ずかしながらそれくらいしか思いつくことがない。

ダイエットとか、資格の勉強とか、習慣を作ろうと頑張っている時期があった、、いや、今もやりたいことや習慣にしたいことが多くて、手帳に記録したりを続けたりやめたり…
またあるライブを観に行ったときに前の列の人のスマホがチラッと見えて、待機画面に自分が習慣にしたいことをメモ書きしていて、これだ!と思って自分も真似してみるのだけれども、しばらく経って、もしかして友人がこの待機画面を見て、「出来てんの~??」なんて言われるかもしれない、と思ったら嫌になって待機画面を変更したり…
そんなことをちょくちょく繰り返している。

習慣にしたいことはたくさん思いつく。だけど、今の自分に続けられる余裕があるのか?ここを毎回考えていなかったんだな。

今のわたし、仕事をしながら転職活動をして、その傍ら高校生になり夜遅くまで帰ってこない子どもの心配もあり、家計とか家事とかときどき発生する家庭や学校行事の準備などなど…う~ん習慣を作るにはどれかを終わらせないと…

習慣は、「頑張る」ことでなければならない。という思いが大きかったんだろうな。
それに比べて、コーヒーを自分で淹れて飲むという習慣は、頑張らなくてもできることだし、楽しみでやっている。

成果を求めたら「頑張る」習慣になってしまうんだろうな。そうなるとストレスにもつながる。
コーヒーは、ストレスを緩和させる習慣としては、少しは成果が出ているのかもしれないです。


#わたしの習慣

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