【ラジオドラマ】夢解き師(23分)&制作背景
「あなたの心のあるところに、あなたの宝物はある」
心がストンとハマるショート・ショート「おとな絵本」シリーズより、
「夢解き師」のラジオドラマを制作しました。
この作品を書いたのは、2月後半〜3月初旬。
小売店の棚からトイレットペーパーが消え始めた頃です。
この頃から、捉え所のない、浮き足立った不安が、世の中に漂い始めていました。
感じたことのない世の中の雰囲気に、
「この不安はなんなんだろう?」
と、素朴な疑問を抱きました。
この不安に触れて、直感的に感じたことは、
「戦争を回避するために、別な不安が必要だ」
ということでした。
「私は物語で何ができるだろう?」
と考えた時、
「ただ、怖いって言いたい。ただ、怖いって、素直に泣きたい」
ということを表現したいと思いました。それが、読んでくださった方の心を、一番ニュートラルなポイントに戻すものだと感じたからです。
ひと月ほど経った時、ネットで「世界中で戦争が止まっている」という記事を見ました。奇しくも、この作品作りの中で、直感したとおりに。
この奇妙な一致は、私にとって、新たな表現をしていく勇気をもらう出来事になりました。
そんな「夢解き師」、朗読のイベント共同主催者の我妻悠くんの音楽編集が加わり、より雰囲気や作品として伝えたいことが表現されたものになりました。
「アイミーの作品は、朗読で聴くことで、より感覚的に入ってくるものがある」
と、お聴き頂いた方に言われます。高木正勝の音楽のような清涼感あるラジオドラマが、聴き終えたあなたの心を、あるべきところに戻してくれることと思います。
中盤から、物語の進行に合わせて、背景画像も変化していきます。
合わせてお楽しみくださいね。
「夢解き師」をテキストでご覧になりたい方は、こちらからご覧ください。
ラジオドラマ「アムリタ」はこちらからどうぞ。
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