入社ゴールにしない働き方

なんとなく有名だから、なんとなく大きいから、採用人数が多いからと就職して後悔してしまうヒトも多いようです。就活のなかでたまたま受かったとか寮があったで入ってしまったヒトです。

そこで今度は好きを優先してゲームが好きだからゲームクリエーター、お笑いが好きだから芸能事務所、音楽が好きだからレコード会社、映画が好きだから動画配信会社、服が好きだからデザイナーもいきなりだと未経験では難しいのです。仕事人生はたった40年。20代のうちに自分が長く続けられそうなことと出会ってください。30代以降で夢みたいなことばかり考えていると「アレも違う」「これも違う」がずっと起こってしまい40歳を迎えてしまうことになります。

例えば映画会社に入りたいならば映画専門のPR会社で5年頑張って転職もあります。ゲームクリエーターも同様。ゲームのキャラクター制作や翻訳会社で5年経験したあとならば就職しやすいかもしれません。このように会社に入るゴールではなく何をやりたいか、どうなりたいたいのかを考えたほうがいいと思います。

「社長になりたい」がゴールの方は早くなってしまったほうがいいと思います。社長になるのはカンタン。続けるのはとてもとても難しいので若いうちからノウハウを身につけたらと思います。

ずっと鉄道が好きで運転手になられた方はとても幸せそうですが、そのあとは指導員に回ったり事務や営業に行く場合もあります。アナウンサーも同様で現場を後輩に譲るときがあります。そのときに何をしたいかなども考えておかないとキャリア形成に関わります。

ヒトが好きだから人材会社に入りました。健康にしたいから製薬会社に入りました。食べることに興味あるので外食のネット広告に入りました。それは正しいのですが、そこで何をしてきたか、何を実現したいのかが重要です。数字を上げてきました以外に何ができるのか、どのような貢献をしてやりがいを感じたか、成功体験をしたか等自分らしい工夫がないと40代で続けられない仕事もあります。

一生そのメーカーにいて偉くなるのが目標という方もいます。一方で選択肢がないから転職できずにここにいるは心がやられてしまうのです。朝起きて普通に仕事に行ける、仕事は楽しい、会社は意外と温かい、そしてそこで働く人が尊敬できる、休日が当たり前に穏やかであることがとても大切だと思っています。

好きなことだからお金が稼げなくてもいいという方もいますが違うと思います。経済の不安は心の不安。経済的な自立は精神的な自立に直結していて、思いやりの気持ちが「徳」になります。そして収入は自信に繋がると思います。稼いでくださいね。徳をあげながら