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コロナあけで変化したメディアとの距離

食とヘルスケアの専門代理店としてマーケティングPRを一生の仕事にしたいと思ったのは「自分が自信をもってお勧めしたい企業やブランドを「ここいいよ」と素直に言える」トコロです。コロナがあけて以前のようにリアルイベントが開催されるようになってきました。

記者勉強会や記者発表会は商品やブランドの紹介だけでなく会社の人格やブランドの背景を知って貰うチャンスです。忙しいマスコミの方がわざわざ時間をとって参加したいと思われには「すぐ使えてためになる知識」「困っていたことや不安なこと解決できるヒント」があること。そして参加した方が「この会社いい会社だな」「ここを紹介したいな」と思って頂けるようなイベントにはなければなりません。

記者も1人の消費者であり生活者であると心得る
単なる新発売や商品紹介だけなら動画配信でよいのに今あえて、記者とダイレクトコンタクトをする意義は企業の人格を知ってもらうことにあります。参加されたメディアの方も1人の消費者。消費者としてぜひ知って頂きたいことや暮らしに取り入れてほしいことをテーマに選定したいものです

■「イマ」があるかで目線でテーマを考える
イベントに来られた方の一番のおもてなしは面白いかどうかです。「誰かに伝えたい」「書きたい」以前に「来たい」思わせるには「イマ」目線があるかどうかです。例えば熱中症など環境が変わって増えた不調。節約。電気代高騰。脱マスクで気になる肌荒れ。晩婚化未婚化によって進んだ新しいサービス。増える天災の備え。コロナ中に進んだリモートストレス。こどものゲーム依存。女性のスマホ中毒。再生資源の取り組み。このような社会課題を加味してテーマを決めていくとよいかもしれません。生活者として役に立つことは報道されやすいからです

聞くだけでなく参加者とイベントを作る
多忙なメディアとダイレクトコンタクトできるいい機会になるのが記者勉強会。折角会えたので1人1人に対して話しかけて理解頂くような気持ちでプログラムをつくりスピーカーも話すとよいと思います。折角リアルでお会いしているので、聞くだけでなく座学以外の参加型のプログラムを取り入れるといいと思います。例えば自分で体感した「ふーーん」はずっと忘れないからです。それがあるととりあげやすくなります

■イベント会場のサイズ感とレイアウト
会場は大き目の部屋を予約するようにしています。誘致が難しいテーマでも30人で満席になる部屋を予約したら25人参加がゴールになります。100人の部屋を予約したら80人まで頑張って伸ばそうと思います。隣のヒトと前のヒトが近くて、荷物も置けない狭い部屋にいるのは辛いです。記者勉強会は余裕のある空間で、ゆったりと座れて、見やすくて、聞きやすくて、温度も丁度いいのがよいのです。

専門用語はつかわずに説明するようにする
言いたいことよりも聞きたいこと。どんな人にどうゆう風に役立てるために作ったかを実際担当した方が話すことが大切です。台本を読むのではなく心を伝えてください。絶対やってはいけないのは専門用語の多いスペック競争や技術発信。難し過ぎて参加者がポカンとしてそのうち眠くなってしまいます。折角の開発や研究をまずは来て頂いた記者に理解頂けないと一般の方には理解頂けません。差別化を伝えたいならば尚更わかりやすく「一言」で伝えてください。

SNSのフォロアーの多さを競いあうのもよいですが、広報やブランド担当の成功は使い続けくれる、買い続けてくれる、何より愛し続けてくれる、近いトコロにいてくるファンがどのくらい獲得できるかだ思います。まずはメディアの方にファンになってもらうにはどうしたらよいかなと考えるのはとても楽しい時間です。ファンになってもらうためにはやはりリアルで会うことが大切だと思います。



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