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お休みにビジネスマンなら読んでおいたほうがよいもの

モーニングで連鎖されている島耕作。第一回の課長時代から、今は社外取締役まで上りつめました。時は流れ今は孫がニューヨークにいます。毎回欠かさず読み続けています。漫画も課長と部長は全巻持っていましたがお取引様にプレゼントしました。

サラリーマンで出世する、人たらしとはこうゆう人です。とにかく公私共モテます。上の世代との付き合い方が上手く組織における根回しの大切さをいつの立場でも描いています。根回しは円滑な組織運営の潤滑油。学べます。

さらに島耕作を読むべきは経済書だからです。海外の政情や経済、海外進出の難しさを島耕作から学びました。特に中国とのビジネスの難しさや国民性の違いは当時、上海にオフィスを出すタイミングでしたから相当参考になりました。取材力は大規模シンクタンク並。ジャパンイズナンバーワン時代を生きたビジネスマンがこれからの1ドル160円時代を迎えどうなるべきか、日本の行く先を憂いながらも次の世代へのメッセージがわかりやすく書かれています。

また作家の弘兼氏は山口県岩国出身。私は隣の山口の柳井で子ども時代を過ごしているから、なんか親近感があります。岩国の日本酒、獺祭を応援されているのがわかります。山口は私の第二の故郷です。

そしてこの連休に池井戸潤の最新作、俺たちの箱根駅伝を上下巻Kindleで一気読みしました。大好き過ぎて池井戸作品を全て発売日に読んでいます。ドラマになっているから半沢直樹や花咲舞的な金融機関を舞台にした小説が多いイメージですが、今回は金融機関とか企業小説ではなく、箱根駅伝とそれを中継するテレビ局が舞台。しかも関東学生連合チームという記録にならないチームの話しです。

最初はなかなか本題に入りません。上巻は駅伝の準備。下巻は実際の駅伝レース。中継車の様子まで伝わってきて箱根にいるよう。初夏なのに1月2日と3日になりました。最後はやはり泣けます。長いけど一気読みがおすすめ。

池井戸小説のテーマに男性の嫉妬があります。男性のほうがプライドが高くしかも才能に敏感。親との関係、家柄、そしてどうにもならない生まれつきのセンスや才能がテーマ。運動エリートじゃない軍団が箱根でチャレンジする姿に共感します。池井戸潤さんの作品には、市井の頑張る男性の一度キリの人生を踏ん張るドラマが描かれています。

指先で何かを動かしてお金を稼ぐ人より、手足を動かし汗をかく人を応援しています。才能を超える工夫や若い才能を見つけ、それを花開かせる上の世代の努力が描かれています。そして最後は体力とメンタル。火事場のバカ力が凄いです。箱根駅伝が好きな方もそうでない人も楽しめます。

島耕作と池井戸作品は働く全ての人におすすめです。本が苦手。漫画は読まないと言わず一度キリの人生が楽しくなりますから是非。私は本が好き過ぎて、速く読みたいから30歳くらいのときにプチ速読に変えました。速く読めば読むほどスピード感が伝わりワクワクします。

動画や映画じゃ伝わらない漫画や小説の楽しみを体感ください。イマジネーションが高まりビジネスに役に立ちますよ


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