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ネイルPJ⑦「事業クローズ。失敗から多くを学べ!」

みなさんこんばんわ。夏も近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。今日はタイトルにある通り、一つ事業をクローズさせる話をしたいと思います。

昨年12月から始動したPJ

昨年12月から副業で、こっそりと、サービス作りに取り組んでいました。
当時サービス作りを始めたきっかけとして、だいぶスキルドリブンなことを記載しておりますがw
本当は 起業したい!でも起業に必要なスキルがわからない!と1on1で上司の前で泣いたところ、「じゃあ副業で初めて見れば?」と言われて始めたことがきっかけです。
https://note.com/ebisae0730/n/n30b976b3c7ad

取り組んでみたものの自分の未熟さを痛感しましたー。ここまで何もない状態から何かを立ち上げるのは難しいのか。と。
よりこの環境にいることに対する焦りが増したというのが一つ答えではあるのですが….。次の事業に繋げるために何が上手くいかなかったのか、次はどうすれば上手くいくのかを記録していきます。

<前提:検討していたサービス>
アイドリングタイムにバーの空きスペースを借りて、ネイリストに貸し出す間借りサービス。
バーは狭い空間でも、アイドリングタイムを活用できるし、ネイリストも安く借りれるのが肝。
<サービスが上手くいかなかった理由>
 ①顧客提供価値創出が上手くいかなかった
 ②スケール性がないにも関わらず、単価も上がらない
 ③本当にやりたいと思える事業ではなかった

①顧客提供価値創出が上手くいかなかった

お前、本気でビジネスやる気あるんかwといったなんとも初歩的な失敗理由ですが、「顧客提供価値」の創出が非常に難しかった。
顧客提供価値とは、「競合との差分×顧客が価値と感じるか」だと思うのですが、どちらも中途半端でしたね。
そもそもPFビジネスで競合に勝つにはDB勝負なところもあるから非常に難しい。今回、バーの空きスペースという意味では競合との差はあったけど、「バーだからこそ埋める価値」がなかった。つまり価格メリット以外に顧客への価値提供ができず、難しかったわけです。

②スケール性がないにも関わらず、単価も上がらない

顧客に価格メリット以外の価値を見出してもらえないから、価格が上がらない。価格が上がらないなら、顧客数で勝負!というところですが、そもそも貸し出したいバーが論理的に考えてそれほど多くないために、数もそれほど多く出せない。よって単価も上がらないし、スケールもしないよね〜、、、赤字から脱却できないのでは?という構造が出来上がってしまったのです。

③本当にやりたいと思える事業ではなかった

収益が立たなくても、顧客を変える・間借りに特化するなど打開策はあるのではないか。チームで検討しましたが、貸し出してくれるバーとの契約や土台メインにしているターゲット層がお金が取れないなど色々な障壁があり難しかったです。
といっても何が一番いけなかったのかというと、自分たちが本当にやりたい事業ではなかった。やりたい事業ではないのはわかっていたけど、スキルドリブンで頑張れると思ったら、泥臭い部分で耐えられなかったですね〜。
「これに何の意味があるのか」と感じる泥臭い仕事を乗り越えるにはそれだけのパッションが必要で、そのパッションを恥ずかしながら持ち合わせてませんでした…。

ここから何を学び取れるのか。時間の流れは不可逆的であり、どんなに時が止まることを祈っても、止まりません。暗中模索するしかないのです。

<今回の失敗からの学び>
① 競合と比較した価格以外での価値を探す
② リアルに市場性を検討する
③ 好きなこと探す!そのサービスを好きになる!

① 競合と比較した価格以外での価値を探す

顧客価値とは「競合との差分×顧客が価値と感じるか」という話ですが、差分や価値について考える際に、すぐに価格低下に走らないこと。
価格が下がると、顧客の質も悪くなる。なぜならその人たちは、安いからこのサービスを使っているのであって、安かったら何でもいい。だから簡単に乗り換えるし、扱いも酷い。
価格じゃなくて、「この企業だからこそ」提供してくれると期待される価値を設定しないといつか死ぬ。

② リアルに市場性を検討する

最終的に何が一番問題だったかというと、このサービスを進めていっても黒字化する将来像が見えなかったこと。
最初に月いくらくらい稼げそうで〜コストはどれくらいで〜とか計算するのは当たり前。そんな計算をやっていても、結局赤字だよねとなった理由としてはスケーラビリティの見立てが不正確だったから。
スケーラビリティは供給・需要の両サイドから、計算すること。

③ 好きなこと探す!そのサービスを好きになる!

めちゃくちゃ大事。サービスを0→1で立ち上げる時は必ず泥臭いフェーズがある。そんな時自分を支えてくれるのが「スケールに対する信念と広めたいと思う意志」だと思う。
これが当事者意識を持つ秘訣であり、上記のような感情を持つには自分が好きな事業に打ち込むか、本当に困っている人の近くで過ごして課題を聞きまくること。
好きな事業を見つけるのは、努力してできることではないけれど、後者は事業ドメインによって環境を作り出せるはず…!!

長々と失礼しましたー。毎日時間が足りない、必死にへばりついて生きている毎日ですが、必死な毎日を過ごしていたらいつかそれなりの道はできているはず。今日もがんばっぺ!

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