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迫り来る価格改定日。(Harbethスピーカーの巻。解説動画も貼ります)

嗚呼、とうとう価格改定(値上げ)の通知が。。


*お気に入りなスピーカーなのです。

かれこれ10年以上、コトあるごとにアチコチで『オレはこのコが好きなのだー』と言ってきました。

HarbethのP3ESR。
現行品のいっこ前、旧型であります。

長年アメリカのスピーカーメーカーに在籍していたくせに、在籍中に買ってしまったイギリスのスピーカー。初見で一聴惚れでした。憂がある、とでも申しましょうか、アメリカの製品にはない陰影をその再生音に感じてヤラれちゃったのだと思います、当時のワタシ。

JBL 4301Bと並んだ図。

HarbethもJBLも、その製品たちは諸国の録音スタジオでモニタースピーカーとして活躍してきました。再生する音の解釈に違いはありますが、いずれも『音楽に近いところで育ったブランド』という匂いがプンプンします。

飽きっぽい(つもりはないのですが)ワタシが手放さず、ずーっと手元に置いて愛でているスピーカーです、HarbethのP3ESR。



*現行機種たちの価格が・・

ずいぶん前から『そろそろガマンできなくなるかも・・』と、Harbeth販売元から聞いていました。10月初旬、販売元から正式に価格改訂の案内が届き、嗚呼とうとうその時がきたか、と。これまで値上げをせずによく踏ん張ってくれたと思います。

2023年12月1日より、Harbeth現行機種は下記価格に改定されます。

・HL-P3ESR XD(ペア)
¥528,000(税込)→改定後 ¥638,000(税込)

・HL-Compact7 ES-3 XD(ペア)
¥748,000(税込)→改定後 ¥902,000(税込)

・SHL5 Plus XD(ペア)
¥990,000(税込)→改定後 ¥1,210,000(税込)

諸般の事情です。輸入品の値上げは仕方がないと思います。そこは理解しています。でも、でも・・



*改めてP3ESR XDの魅力を。

とにかく再生音のバランスが良い。小型スピーカーなのにまったく不足感のない低域。憂いを帯びた中域。キラキラし過ぎず節度ある高域。

要するに『すごく上質な普通な音』を聴かせてくれるのです。出てくる音とジックリ対峙して、音楽そのものを大切に聴こうという気持ちになります。

そして密閉型のエンクロージャー。
バスレフポートから放射される音の回析や増強がないので設置がラク。密閉型にありがちな『低域のフン詰まり感』もほとんど感じない。

ワタシが所有する旧型のP3ESRと比較すると、基本的な音色に大きな差異はないですが現行のXDバージョンは垢抜けています。すごく普通な音。

ココで新旧の比較を語っております。



*優秀な小型スピーカーをお探しの方、ぜひ!

ハッキリ申します。この価格でこれだけ優秀なスピーカーはそんなに多くありません。なので小型スピーカーをお探しになっている方、ぜひご購入候補に入れてくださいませ。

強い特徴を持つ工業製品がお客様の嗜好と合致したのなら、その製品を迎え入れると良いと思います。しかしヒトの嗜好は変わります。心変わりした時に、その強い特徴を受け入れられなくなることがあります。

これはオーディオだけのことではありません。分別あるオトナは、そういう出逢いと別れを繰り返して、最終的に普通なヤツを手元に置いて長く付き合う傾向があります。自分にとって『所有したら最高に心地よい普通なモノ』ってナンなのか、その答えはなかなか見つけられないのですけど、もし出逢えたら幸せですよね。

余談ですけどね、今週納車される新たな相棒(バイク)が、ワタシにとっての最高な普通でありますようにって願っています。



*ということで、気になった方はコチラまで。

うーむ、値上げ前に買っちゃおうかな!って方はコチラまで。

またはコメント欄よりご連絡ください。個別にお返事します。

P3ESR XDくらいのサイズ感、ビギナーからベテランまで幅広い層に受け入れてもらえて生活に溶け込むと思うのです。価格改定後も、もちろんワタシはHarbethを推していきます。だからこそ、今のうちに。

ではまた来週。
2023.10.25


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