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ベンゾジアゼピン系抗不安薬の減薬記録その1

こんにちは、えびかずきです。
かれこれ久しぶりの投稿です。最後に記事を書いたのがいつだったか思い出せないほど久々です。 実はここ1、2年ほどインターネット上での発信が無かったのには理由があります。 というのも、精神的な意味で体調を崩していまして、なかなか記事を書くことができませんでした。 思い出すこと2022年の年明けごろ。私は仕事や育児でのストレスからか、夜まったく眠れなくなりました。いわゆる不眠症、あるいは睡眠障害というやつです。布団に入っても一向に眠たくならない。1時になり3時になり5時になり、窓の外がだんだん明るくなってきます。これがしばらく続いた頃、これはヤバい、と思い心療内科へ向かいました。そこで処方されたのがベンゾジアゼピン系抗不安薬のメイラックスです。薬を飲むとすっかり眠れるようになりました。しかしその後、体調が安定してきたなと思って薬を止めると不調がぶり返してしまいます。さて辛い日々が始まりました。2年経った今でも不調は続いています。とは言え少しづつ体調は良化しているように感じます。
ということでこの記事では私の減薬記録をつらつらと書き綴ってみます。もし同じような症状で悩んでいる人がいれば参考として読んでくれたらという思いでこの文章を書きます。私個人の情報のみの極めて主観的な記録ですが、こんな人もいるんだなという気持ちで読んでもらえればと思います。

はじめての診療内科


まず心療内科に通い始めた時のことから書きたいと思います。
睡眠障害の症状が出て私は人生で初めて心療内科という未知の世界に足を踏み入れました。これまで私は比較的メンタルが強い人間だと思っていましたから、まさか自分がという気持ちでした。まあ心療内科に訪れるだいたいの人が同じような気持ちでしょう。
診察の話をする前にまず書いておきたいのが、心療内科は予約が取りにくいという事です。特に平日の夕方や土曜の午前中は予約がびっしりです。歯医者と同じくらい予約がとれません。いざ予約しようと電話をしてみましたが、どこも1か月弱くらい先の予約しか取れないという状況でした。Googleマップで検索すると私の生活圏内に4つくらいの心療内科がありましたが、全滅でした。そこでさらに範囲を広げて近い順に電話をかけていきました。やっとのことで、自宅から車でしばらく走った先の診療内科の予約を十日後くらいに取り付けることができました。予約をとるだけでメンタルやられます。そして私の生活圏内にこんなにメンタル不調な人がいるとは驚きでした。もし身近に頼れる人がいれば予約を取ってもらうことをお勧めします。加えて驚いたのがどの心療内科もGoogleの口コミ情報が軒並み低評価です。「ただ投薬するのみで全然話をきいてくれない先生」とか「受付が愛想もクソもない」とか、とか。精神病んでるせいで対人関係に敏感になりすぎて低評価になっちゃうのかなとその時は想像しました。が、のちに私も同じような感想を抱くことになります。

さて診察についてです。院内で受付を済ませると、まず問診票を書いて専門のカウンセラーと不調の状況についてお話します。そこでは仕事のことやら家族のことやら親身になって細かく聴いてくれます。この病院はあたりだなと思いました。
その後、医師の診察に移ります。先ほどのカウンセラーからの情報を基に、不眠の状況についてさらに詳しく聴いてくれます。特に病名を告げられるということはなく、症状を緩和させるために薬を出してくれました。そこで医師から処方されたのがブロチゾラム、メイラックス、スルピリドという3種の錠剤薬でした。このうち最初の2つがベンゾジアゼピン系抗不安薬に該当するお薬です。 平たく言えば体をリラックスさせて緊張状態を緩和させてやることで眠りに就きやすくするというものです。ブロチゾラムは短期型(体に残る時間が短いということ)の睡眠導入剤で、眠れない日に頓服的に服用します。メイラックスは長期型の抗不安薬で毎日服用しました。
医師から薬の説明を聞く中で、私はこれらの薬の依存性が気になって質問しました。「依存性は無くて、これまで多くの患者さんに処方しているし、一般的に効果が認められているモノだから安心して下さい」と説明を受けました。これを聞いて私は安心して服薬を開始しました。しかしのちに私はベンゾジアゼピン抗不安薬の身体依存について知り、ゾっとすることになります。


服薬開始


当初これらの薬には大変助けられました。なんせ一睡も出来ず気が狂いそうな状況でしたから、薬の力とはいえ夜眠れるのがありがたくてありがたくて、心から感謝したのを覚えています。特に抗不安薬であるメイラックスは良く効いたようでした。もしかするとプラセボの効果もあったかもしれませんが、初回の診察で薬をもらって2,3日で睡眠がとれるようになりました。夜眠れるということがこんなに嬉しいものかと、普通でいられることの幸せを嚙み締めました。その後、2週間に1度くらいのペースで心療内科に通いながら、3、4ヶ月ほどメイラックスとスルピリドを服用し続けました。
ちなみにメイラックスというのはMeijiSeikaファルマの商品名で、有効成分の化学物質名はロフラゼプ酸エチルといいます。この時実際に処方されていたのはジェネリック(後発品)のロフラゼプ酸エチル錠1mgでした。ロフラゼプ酸エチルは経口で体に入ると以下の作用機序で抑制系の神経伝達を増強します。

ロフラゼプ酸エチルは消化管や肝で速やかに代謝され、活性代謝物であ るM-1及びM-2がベンゾジアゼピン受容体に結合し、抑制性神経伝達物 質GABAのシナプス伝達を増強する結果、抗不安作用等の中枢神経作用 を発揮すると考えられる。 https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00065009.pdf,シオノケミカル(株)

ちょっと分かりにくいのでもう少しかみ砕いて説明すると、薬は体に入ったのちに消化管や肝臓で化学構造が変化したのちに中枢神経系(脳と脊髄)に存在するベンゾジアゼピン受容体に結合します。ベンゾジアゼピン受容体とGABA受容体は複合体を形成していて(くっ付いていて)、ベンゾジアゼピン受容体に薬が作用すると、それに伴ってGABA受容体の構造も変化して、抑制系の神経伝達物質であるGABAがいつもより効きやすくなるという訳です。

さて話を戻して、通院時の医師の診察についてです。ご想像の通り2回目以降の診察は淡々としていて、長くても5分くらいで終わります。「調子はどうですか」から始まり、私がそれに答えると「そうですか、服用を続けて様子をみましょう」と一言コメントして終わりです。一言コメントの後にすぐに質問をしなければ、そのままの流れで「では受付でお待ちください」となってしまいます。私が当初抱いていた心療内科のイメージは対話によるカウンセリングでしたが、現実との違いに少し失望してしまいました。そして初回にお話しした親切なカウンセラーさんと会うことは、その後二度とありませんでした。ただ一方で仕方ないかなという気持ちもあります。「もっと話を聞いてくれよ」あるいは「不眠になるメカニズムとか詳しく教えてくれよ」と感じたのは事実ですが、私の他にもメンタル不調の人間がたくさんいます。待合室にはわんさか人がいますし、受付では1か月先までの予約が埋まっています。この診察時間短い問題について精神科医のYoutuberだか誰かが言っていましたが、「時間のかかる対話は民間のカウンセリング組織に任せて、精神科医にしかできない投薬で効率的に多くの患者さんを救いたい」という考え方もあるとのことです。なるほどなと思いました。確かに一人ひとりの話をじっくり聴きながら対応していたら一人の医師が診察できる患者数は当然減りますし、今以上に心療内科の予約は取りづらくなるでしょう。

さて、服薬を開始してしばらくすると、睡眠が安定してきました。
そして最初の服薬から3、4ヶ月が経った頃、そろそろ減薬していこうということになりました。スルピリドに関してはすんなり止められました。しかし問題はメイラックスです。1ヶ月ほど当初の半分の量に減らし、さらにその後1ヶ月ほど4分の1の量に減らし、ついに全ての薬をやめて通院を一旦終了しました。しかし全ての薬をやめてしばらく経った頃、どうも体の調子が悪くなってきました。頭痛がひどく、 背筋の筋肉がこわばる感覚があり、ひどく倦怠感を感じるようになりました。そしてまた不眠が始まりました。辛い日々の始まりです。これは薬を止めて単純に元の不調が復活しただけという可能性が考えられます。しかしもう一つの可能性として、断薬による離脱症状が考えられます。ベンゾジアゼピン系抗不安薬には身体依存性があり、身体が薬ありきで正常状態を維持することに慣れてしまったせいで、薬が無くなるとそのバランスが崩れて不調が現れるというものです。薬の説明書を読んでみると5%未満の患者に離脱症状が現れると書いてありました。 内容は下の引用の通りです。

11.1 重大な副作用 11.1.1 依存性(0.1%未満)、離脱症状(5%未満) 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作(0.1%未満)、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想(いずれも0.1~5%未満)等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。

https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00065009.pdf,シオノケミカル(株)

おいおい依存は無いから安心して飲んでいいって言ってなかったっけ?
よくよく調べてみると医師が言っていた「依存は無い」という説明は”精神依存”に関する説明だったようです。これはどういう意味かというと、例えば喫煙者が感じるようなタバコを吸いたい強い欲求のような精神依存に分類される依存は生じにくいということです。しかし薬物依存にはもう一種類の依存がありまして、それが身体依存です。薬に体が慣れてしまったせいで、薬を止めると体のバランスが崩れて身体的な不調の症状が現れるというものです。好意的にとらえると、医師は”精神依存”は無いと説明したかったのかもしれません。しかしきちんと身体依存に関しても事前に説明をしておいて欲しいものです。説明書にも注意事項に以下の記載があります。

連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継 続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場 合には、治療上の必要性を十分に検討すること。

https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00065009.pdf,シオノケミカル(株)

事前にこの情報を知っていれば、3~4ヶ月も漫然とした服薬を続けることに疑問を持つことも出来ましたし、少なくとも薬物依存のリスクについてきちんと話し合うこともできました。医師側は責任を持って適切な説明をしてほしいものです。
ということで今は離脱症状・元の症状の復活の両方の可能性を考慮した対応をとりながら、回復を目指しています。

2度目の心療内科~服薬の再開

さて体調が再び悪化してきました。このころ私は心療内科の通院も終了していましたし、加えて同じ時期に転職で勤務地が変わっていましたので、すぐに薬をもらいに行ける状況ではありませんでした。ということで再び病院探しからやり直しです。最初の病院探しで苦労した経験があったので、2度目は妻に協力してもらいました。妻は生活圏内の心療内科を10件ほどピックアップして、口コミ情報やホームページの情報を基に各診療所の特徴をまとめてくれました。これには大変助けられました。この調べる作業だけでも体調が悪くなってしまう状態でしたので、ただただ感謝です。私はその中で最も評判が良さそうな診療所を選んで予約の電話をしました。予約は1か月後にしか取れないとの回答でしたが、これは想定通りです。1回目の経験で予約が取りづらい事はわかっていましたから特に驚くことはありませんでした。今回はなるべく良い先生にあたりたいという気持ちが強かったので、かなりきつかったのですが、予約日までの1か月間をなんとか耐えることにしました。妻がまとめてくれた情報によれば、「よく話を聞いてくれる先生」とありましたので安心感がありましたし、何しろ電話を受けてくれた受付係の女性の対応がとても良かったので、ここしかないと思いました。
なんとか1か月間耐え抜き、私は予約をした診療内科へ向かいました。土曜日の午前中だったと思います。そこはビルの一角を診療所とするこじんまりとしたクリニックで、待合室で待つ患者はわずかでした。初回の流れはやはり問診票を書いて、カウンセラーとの面談、そして先生の診察という、初めて心療内科に訪れた時と同じものでした。ただ初回との違いは先生の診察時間です。前評判どおり、今回の先生はよく話を聞いてくれて、薬の希望や今後の方針についてじっくりと相談することができました。30~40分くらいは話し込んでいたと思います。年はおそらく60代くらいで温和で安心感のあるどっしりとした先生でした。そして私は再びメイラックスの服薬を開始することになります。

2度目の減薬開始


新しい診療内科では、これまでの経緯を先生に説明した上で減薬を進めていきたいという希望を伝えました。メイラックスを飲んでいて体調が安定するのであれば続ければ良いという考え方もありますし、実際にそのようにして安定した生活を送っている方もおられるようです。しかし私は薬に頼り続ける人生は嫌です。心療内科の通院を続けるのは面倒ですし、何しろ薬ありきで体調が整っているという身体依存の状態をよしとすることは本能的に違和感があります。ということで先生と相談した結果、「ではメイラックスを最初の量(1mg/日)に戻して、体調が落ち着いてきたら少しづつ減らしていきましょう」ということになりました。3か月ほど毎日メイラックスの服用を続けて、体調が安定してきたタイミングで減薬を再び開始しました。
1度目の減薬では、まず二分の一に減らしたあと四分の一にして、その後断薬という二段階の減薬でしたが、これは私にとってはスピードが速すぎたようです。ベンゾジアゼピン系抗不安薬の減薬に関しては一般的にアシュトンマニュアルという呼ばれる文章が参考になります。日本語版の文章はBenzoCaseJapanというwebサイトから閲覧可能です。

これは臨床医であり研究者ある英国のアシュトン教授によって2002年に発表された文章であり、これによれば適切な減薬計画は患者によって異なるので、体調を見ながら初期量の四分の一程度を目安に少しづつ減らすことが推奨されています。そして、もし減薬によって不調が現れた場合には、前の量に戻して1か月程度経ってから、再度減薬を進めると良いとされています。これを参考に私は、まず四分の一量を減らすことにしました。しかし四分の一を減らした0.75錠というのは錠剤を割って調整することが難しいので、1錠(1mg)と0.5錠(0.5mg)を1日おきに交互に服薬することにしました。

減薬時の症状について

ここで減薬時に現れる症状についてまとめておきます。
(☆は1度目の診療内科に通う直前に現れていた症状)

  • 不眠(☆)

  • 頭痛(☆)

  • 聴覚過敏

  • 眼精疲労

  • 頸椎の痛み

  • 背筋の痛み

  • 腰痛

  • 胃痛

  • 食欲不振

  • 下痢・便秘

  • 抑うつ症状

  • アトピーの悪化

  • 認知機能の低下

こうして並べてみると多いですね。辛い記憶が蘇ってくると同時に、よく耐えているなと感じます。全ての症状が同時に来るわけではないのですが、代わる代わるいろんな症状が私を襲ってきます。根本的には中枢神経での情報伝達が上手くいかなくなっているせいで、自律神経が乱れてさまざまな症状が現れているのだろうと思います。

不眠

まず一つ目の不眠は、通院以前から現れていた症状です。私の場合、眠りに就くという事が難しく、ひどい時には朝まで眠れません。特に翌日のパフォーマンスがひどく低下して、日中が辛いです。それに加えて今日は眠れそうにないなと悟った時の絶望感がかなりきつい。不眠が再発すると薬を飲んでいても必ず2.3日は症状が継続しますので、明日からまた辛い日々が始まると思うと布団の中で涙が出てきます。寝よう寝ようとどれだけ思っても、頭の中は冴えわたってきて、身体からは発汗がひどくなってきます。症状が現れてしまったらもうどうしようもないので、そうならないように規則正しい生活をして、眠る前にはPC、スマホを触らないなどの睡眠に関する基本的な注意事項を忠実に守ることが唯一の対策です。特にこの不眠に関しては不調の始まりを示すサインであることが多く、眠れなくなった翌日から様々な症状が身体に現れ始めることが多いです。

頭痛

続いて頭痛についてですが、これも通院以前から現れていた症状です。頭痛と一口に言っても私のケースではいくつかの種類があります。
一つが偏頭痛です。偏頭痛が来る予兆として私の場合、閃輝暗点という目がチカチカする症状が現れます。最近は偏頭痛が現れることはほとんどなくなったのですが、心療内科にかかる以前によく現れていて多い時には二週間に一回くらいの頻度で片頭痛がありました。これに関しては一度総合病院の頭痛外来を訪ねたことがあり、今でも常備薬としてリザトリプタンを持ち歩いていて、頭が痛くなってきたタイミングで服用します。というのもこの偏頭痛がかなり厄介で、頭が痛くなってきた後に必ず気分が悪くなってきて、何もする気力がなくなって半日くらい寝込んでしまいます。どうも体がリラックス状態に移り替わるときに起こりやすい気がしていて、土曜日の発生確率が高いです。
もう一つが緊張性頭痛です。前頭葉のあたりが熱くなってオーバーヒートしているような感覚があったり、耳の上のあたりにピキッとした鋭い痛みが走ります。だいたいは仕事をしている平日の日中に感じる頭痛です。こちらも通院以前によく感じていたのですが、最近は頻度が減ってきたように思います。
そして3つ目が分類がよく分からない頭痛たちです。これがメイラックスの減薬を始めた以降に起こるようになった謎の頭痛です。今も慢性的に感じていて、頭痛がない時の感覚を忘れてしまいました。さて症状ですが、前頭葉のあたりが重く曇った感覚でモノを考えようとすると無意識にそれをやめてしまう感覚が日常的にあります。ひどい時は脳みそを万力で締められるような感覚や、脳の一部が石灰化したような感覚や、とげとげしたノイズ音が脳内に蓄積して押し固まったような感覚が来ます。特に抑うつ症状が現れる時にひどくなる傾向があって、痛みと共に絶望感が私を襲います。この文章を書いている今も、前頭葉のあたりが重い感覚があります。もううんざりです。

聴覚過敏

これに関しては不眠症と併発する傾向があります。特にマンションの外を走る車の音に敏感になってしまうことが多く、いらいらして夜眠れなくなります。調子が良い時は聴こえなかった音が突然聴こえるようになります。無印良品のアロマディフーザーから「ツーーーー」という甲高い音が聴こえてきたり、上の階の足音が「どしんどしん」と聴こえてきたりという具合です。マンションで神経質な隣人から苦情を言われたという話を昔の職場の後輩から聞いたことがありますが、たぶん聴覚過敏なのだと思います。その時には神経質な人ってうざいなー、関わりたくないなー、と思っていましたが、今となっては彼らの気持ちが分かって同情します。特に私が最も嫌いなのが夜中にバイクのマフラーを壊してブウンブウンブンブンとリズミカルに演奏しながら走り回るヤンキー達です。滅びてほしいです。

眼精疲労

仕事柄PC画面を見つめ続ける時間が長いこともあって、頻繁に感じます。通院以前にはあまり感じなかったのですが、最近は時々目がしばしばして瞬きの回数が多くなります。特にひどい時は右目の角膜が少し浮いたようになることがあり、鏡で見ながら目を動かすとぶにょぶにょした角膜が盛り上がってくる様子が分かります。特に痛みはないので現状大きな苦痛はないですが、近い将来白内障になるのではという、地味に辛い不安感があります。

頸椎の痛み

首の根本に激痛が走り、首を回すことができなくなります。これは2回目のメイラックス服薬を開始する直前ごろに現れた症状ですが、私の人生は終わったなと思うほどに絶望感を感じました。枕に頭をのせるだけで激痛で、全く首を動かすことが出来ません。痛みがピークに達した時、私は会社を休んで整形外科を訪ねて、首のX線写真を撮影してもらいました。写真からは直接的な異常は見られないが、かなりひどいストレートネックですねと言われました。つまり普通は首の骨が後ろに反っているはずのところが、私の場合はほとんど完全にまっすぐになってしまっているというのです。おそらく日常的にPCに向かう姿勢が悪く、猫背気味になっていることが原因です。これまで症状は現れていませんでしたが潜在的なリスクを抱えている状態が続いていて、自律神経が乱れたタイミングで一気に症状が現れたのだろうと考察しています。もしこの症状が続いたら、私は仕事を辞めることになるだろうし、夜眠ることもできませんから、ほとんど植物人間のようになってしまうだろうと感じました。
しかしこれに対しては仙骨ストレッチというダルビッシュ有がYouTubeで紹介していたストレッチを試してみて、なかなか良さそうなので続けてみたところ、今のところ再発はしていません。

背筋の痛み

背骨の真ん中あたりの筋肉がひきつったような感覚になります。原因はおそらく頸椎の痛みと同じで自律神経の乱れ。今でもたまに違和感はありますが、仙骨ストレッチの効果もあってか大分緩和されてきているように感じています。

腰痛

もともと高校時代の野球部で発症した椎間板ヘルニアの症状が再発しました。この症状が現れると常に腰に激痛が走り続け、集中力・思考力は皆無の状態になり、仕事が手につかないどころか、生きていることを後悔するほどきついです。腰痛になると頸椎の時と同じく痛みで夜眠ることもできなくなります。腰痛が再発すると骨盤サポーターを巻いて姿勢を気にしながら1ケ月ほど耐えると緩和されてきます。

胃痛

特に緊張を感じた時に胃が痛くなってきます。激痛という感じではないですが、胃が縛られているような違和感を感じます。

食欲不振

特に平日の昼の食欲がなくなります。もともと小食気味な体質ということもあって、体重が緩やかに減少しています。

下痢・便秘

腸の機能が低下しているせいか、慢性的な下痢の症状があります。たまに便秘が来て排便が辛くなります。

抑うつ症状

これが最も辛いかもしれません。漠然とした将来の不安が頭の中をぐるぐると巡って考えがまとまらなくなり、布団から出られなくなります。ひどい時には希死念慮がやってきてマンションから飛び降りたくなります。いや、飛び降りたくなるというより勝手に沈んでいくという感覚のほうが正しいかもしれません。夜中に布団の中で目をつぶっていると、ふと自分が深い海で必死に手足をバタつかせて溺れないように頑張っているようなイメージが浮かんできます。こんなにきついならもういっそ頑張ることを諦めて沈んでしまいたいという気持ちが出てきます。そしてベランダから自分が落ちることを想像してしまいます。この感覚は実際にうつ状態になった人でないと理解できないかもしれませんが、早く楽になりたい・この辛さから逃れたいという状態になります。

アトピーの悪化

成人になって落ち着いていたアトピーの症状が復活してしまいました。最近は特に頭部の炎症がひどく、フケが出てきてしまいます。これは他人に不清潔な印象を与えているのではと、精神的にも辛いです。ストレスを感じると悪化します。

認知機能の低下

社会生活を送る上で致命的な症状です。頭痛も相まって慢性的に思考能力が低下しているように感じます。一番困るのが相手が話している内容が頭に入ってこないという事です。何度も話を聞き返してしまうことがよくあります。加えて頭の回転が遅くなった感覚があり、質問を受けた時に瞬発的な返答ができないことがよくあります。回答すべき内容は頭の中にぼんやりと浮かんではいるのですが、それを短時間でうまく整理して論理的に説明することが出来ません。元気な頃とのギャップを感じて、もどかしい気持ちになります。
ただし「書く」という能力だけはどうやらあまり落ちないようで、調子が悪くてもそれなりの文章を作ることが出来ます。昔から「書く」ことは他人に比べて得意だと感じていたので、不調でもなんとか耐えているのだろうと思います。
ということで個別の症状について詳細に記しました。 まとめると、私、生きててえらい。

その後

2024年2月現在、減薬開始から約1年がたちました。
実は今もまだ減薬中です。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら薬を減らしています。
ちょうど減薬を開始したタイミングで私は日記をつけはじめていますので、つづきはそちらを参考に書いていきたいと思います。

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