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夫婦で家事を週交代制にする3つのデメリット

前々回に我が家は夫婦で主要な家事を週交代制にしていること、そして前回はその制度に至った要因をお話しました。

※おさらい
【AとBを夫婦で週交代、日曜~土曜を1サイクルとして】
(A)食事、ゴミ捨て
(B)子供の世話全般(今なら学校のプリントチェック、習い事の送迎など)、洗濯、風呂準備
主に夫担当の家事…家の掃除(風呂トイレ含む)など
主に妻担当の家事…配置換えや整理整頓、DIYなど

しかしどの世界にも完璧な制度やルールはありません。

今回は、我が家の週交代制家事のデメリットを3つお知らせします。(コンサルっぽいですね。)

1)効率が悪い

「選択と集中」という言葉もある通り、一人が一つの業務に集中した方が効率は良くなります。

我が家の週交代制の場合、全体で10の家事を二人で割って5ずつ担当、といきたいところですが、そうはなりません。お互いが7で、7+7でようやく10になる印象です。超過する4の分は「やむを得ないコスト」として受け入れています。

これは会社なら「二人の社員が経理と営業を1週間交代でやる」と想像すれば、その非効率さがわかると思います。
確かに経理と営業の両方ができれば病欠などが出たときに対応できます。しかし、どちらも中途半端になったり、交代する際に引き継ぎ業務が発生したりと、コストはかかります。

家事においても、たとえば料理担当の交代に伴う食材の引き継ぎが挙げられます。

自分の担当できっちり冷蔵庫の食材を使い切るとは限りません。口頭で「卵とハムとほうれん草が残ってる、使って」などの引き継ぎはするものの、どうしても抜け漏れがありますし、やはり自分で買った食材ではないと存在の記憶が薄れ、腐らせたりします。反対に、お互いが重複して調味料を買ってしまうようなこともあります。

それに引き継ぎのタイミングによりどちらの担当にするか、の問題もあります。

日曜日に家事を交代するのですが、では日曜日の朝食のパンや牛乳の準備はどちらの担当でどちらの責任になるのでしょうか。子供が金曜日にもらってきたお便りに書いてあったものを準備して月曜日に持たせる、このような週をまたぐ家事はどちらの担当でしょうか。このようなすれ違いやトラブルが生じることがあります。

2)相手のやり方が気になる

前回、「相手の担当には口を出さない」とお話ししましたが、そうは言っても相手のやり方が気になることがあります。

料理なら、料理道具や食材のちょっとした置き場所や、シンクなどをどの程度きれいにするか、冷蔵庫内の食材の置き場所などです。

「ここに置かないで!」
「別にいいだろ、そんなルールはないし!」
程度の言い争いはしょっちゅうです。

特に「自分が正しい、普通、常識」ありきで相手に言うと角が立って喧嘩になるので、あくまでも「提案・要望・お願い」で話しましょう…とは合意をしているものの、なかなかそうはいきません。お互い、自分の聖域を荒らされたような気分になってしまうからでしょうか。

他にも、子供・育児担当者がが子供の学校の準備などについてアレコレ言っているのを見ていると、もう一方は「そういう言い方はよくないよ、もっとこう言わないと」などと口出ししたくなってしまうものです。特に育児は二人の問題ですからね。なかなかこのあたりの役割の切り分けは難しいです。

3)完全に分担できない家事もある

家事分担について合意をしても、それでは分担しきれない小さい家事、いわゆる「名もなき家事」は数多くあります。たとえば…

・トイレットペーパーの購入と補充
・ストープに灯油を補充
・子供を理容院に連れて行く

などです。特にこれらは「前回は私がやった、今回はあなたがやって!」などと小さいいざこざになりやすいです。

明確な合意があるわけではないがなんとなくお互いの担当になっているものとしては
夫…車の維持管理
妻…子供の服の購入や衣替え

などでしょうか。家事全体としては以下のような比率です。

週交代制で分担が明確な家事:なんとなく分担が決まっている家事:特に合意のない家事
=8:1:1

全体の2割を占める分担が明確でない家事は、トラブルになりやすいです。


以上、いかがでしょうか。

「なんだ、けっこうデメリット多いじゃないか」と思ったかもしれません。

それでも我が家は「他の分業よりは適切だから」現在の週交代制を採用しています。

たとえ多少は非効率であっても、「病気や出張などで家事育児がストップしてしまう」ことを避けるためにはやむを得ないと考えているからです。

次回は、この週交代制に至った経緯などをお話ししたいと思います。


追記:
2)相手のやり方が気になる
の追加事項として、私(夫)と妻の身長差が約30cmあるので、モノの置き場所などの「ちょうど良い」点が異なるのも微妙にストレスです。

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