【Would】って何?コアイメージで意味・使い方を例文でらくらく理解
Wouldって何よ
willとwouldの関係は時制(時間)だけ見ればcanとcouldの関係と一緒と言えます。意味にはかなりの食い違いがあります。
結論から言いますが、Wouldのコアイメージは現実的じゃない(Not realistically)または今はしていない、です。
例文をあげますので見てみましょう。
単純にwillの過去(Simple Past)
1A I thought I would find my key soon.
そのうち鍵を見つけられると思っていた。
1B I think I will find my key soon.
そのうち鍵を見つけられると思う。
単純に昔のことだからwill→wouldにしています。今はしていないことですね。
If I were…とwould(Imagined Situateion―空想のシチュエーション)
2 If I were you, I would run away.
もし俺がお前だったら逃げるなあ。
3 If I won a lot of money, I would buy a new house.
もしも大金が手に入ったら、新しい家を買うと思うよ。
ここで「If I were」「I won」になっているのは現実的じゃないのが明らかだからです。現実的なときは「If I am」「I win」と言います。
このように、wouldはIf I were…と非常に相性がいいです。現実的じゃないというイメージが共通しているからです。
I used to doと一緒(Habitual Actions in the Past―過去の習慣)
4 My mother would read me a story every day.
昔反復して行っていたことはwouldで表せます。ただし、Cambridge Dictionaryにはこう書いてあります。
注:太字は原文が斜体
つまり、フォーマルで物語などに使われるタイプということです。
フォーマル(堅苦しい)なのかインフォーマル(親しげ)なのかを知っておくことは自然な英文を書く上で重要ですので押さえておきましょう。
また、こうも書いてあります。
注:Warning:, used toの太字は原文通り、その他の太字は原文が斜体
つまり、状態については言えないということです。個人の感想ですが、I would liveと聞くと文脈次第で「もし俺だったら住んでたな」または「住もうと思っていた」に聞こえる気がします。
ところで、I would do somethingに似た意味の表現にI used to do somethingがあります。こちらは状態についても言えます。
こちらも今はしていないに当てはまります。
まとめるとこんな感じでしょうか。
普段会話するときはused to doでいいと思います。
wouldは物語っぽさを出したい時に用法に気をつけながら使いましょう。
敬語っぽい用法(Indirect Requests―間接的なお願い)
Would you do me a favor?(丁寧)
Could you do me a favor?(丁寧)
Will you do me a favor?(フランク)
Can you do me a favor?(フランク)
canにも同じ用法がありますが、単にcouldにすれば敬語っぽい感じになります。
Cambridge Dictionaryにも同様の記載があります。
結論を頭に書いておいてなんですが、これについては「現実的じゃない」「今はしていない」のどちらでもないと思います。こういうやつです。
定型表現
注:/で囲った部分は原文が斜体
こいつら(太字部分)は定形表現です。willにすることはできません。丸暗記しましょう。
まとめ
wouldは超多義語です。同時に、使いこなせれば表現の幅がぐんと広がります。
この記事でみなさんがwouldをマスターできることを祈っております!それでは!
参考文献
Cambridge Dictionary - Grammar "Would"
https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/would
Raymond Murphy Grammar in Use Intermediate 4th Edition Cambridge University Press
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