話題のFacebookスパム。人はなぜ引っかかってしまうのか
「このビデオはいつですか?」「このビデオはあなたです」というFBメッセージが届くスパムが流行っています。実際にパスワードを入力したらどうなるかを試した記事が面白かったので、概要知らない方は読んでみるといい(記事最後においておきます)ですが、急に友人から送られるドキッとするメッセージを信用し、リンク先でFacebookのID・PWを入力してしまい乗っ取られる被害が相次いでいます。
スパム感染は故意でなくても信用を失う
前提として、私は会ったことがない方でもFacebookに友達申請があれば基本は承認するスタンスなので、関係は結構ドライになりがち。なのでこれまではスパムメッセージが届いたら自己防衛で、メッセージ削除だけでなく、友達削除やブロックをしておりました。
一度乗っ取られた人がその後正しい対処をしているかわからないし、そもそもスパムに引っかかっている時点で、正しい対処へたどり着けないケースがほとんどなんじゃないかと思ってるからです。
悪い人じゃない、故意で引っかかるわけではもちろんない。それはわかっているけど信用度は確実に下がります。
最近は余りにスパムに引っかかる人が多いのでメッセージ削除で精一杯。精神衛生めっちゃ悪いです。
ただ自分もいつスパムを送る側になるかわからないので「なぜあのメッセージに引っかかってしまうのか」その理由を考えてみました。
Facebook動画系スパム、感染属性診断は3種類
①性善説・へいわ属性
自分のFB友達に限ってそんなの送ってくるはずがないと全面的に人を信用してる優しい人たち。聞こえはいいけどスパムそのものの本質をわかっていない。周りもいい人なので、情報交換で解決のケースも。
【再感染の可能性:★★☆】
②著名人・動画人属性
著名な方や人前に立つような職種の方で、動画に映る可能性がある方や不正利用などを疑う人たち。元々危機感高めのため、再感染の可能性は低め。
【再感染の可能性:★☆☆】
③心当たりありすぎ属性
え!待って待ってどこの?どこで?待ってちょっと待って待って待って。確かにこの前不要な外出…てか夜の街…てかアプリ、えーとあーあのときの?待って。やましい事ならだいたい友達なので危機感低め。よいカモ。
【再感染の可能性:★★★】
※全て私の仮説です。
他にも様々な理由があるとは思うけど、とりあえずこの3つに絞ってみました。
悪いのは犯人。だけど「自分に限って…」は甘すぎ
理由はどうあれ、スパムに乗っ取られるのは、人間性の問題でもなければ、勉強不足などの問題でもないです。悪いのはどう考えたって犯人。
ただこれほど被害が横行してるのに「自分に限って…」というのはめちゃくちゃ甘すぎて、話にならない。
スパムだけじゃなく、これはコロナウイルス対策にも同じことが言えて、外出時に換気消毒は気をつけてるのに、友達や職場の人とは密に飲みに行ってるとか、目の前の人を信用しすぎだし、自分のことも信用しすぎ。
同じように、インターネット上でも一挙手一投足に気をつけなければと思います。ネットの方が現実以上にウイルスが蔓延してることは明らか。とにかく身綺麗にしておく。無駄なことはしない。
具体的な予防策は…?
ここまで見て「でも最近変なリンク踏んだりしてないよ!」と怒る方もいるかもしれません。実はスパムにも潜伏期間があります。なのでいつ乗っ取られたか判断しにくい。日頃の行いが大事です。
では具体的にどうするべきか。かかったあとの対策はもうたくさん転がっているので、かんたんな予防策をひとつ書いておくと、
不要にアプリ連携しないこと。
Twitter・FBともに診断系アプリの結果をポストしてる人が一定数います。あれもチェーンメールみたいに流行りがあって、みんながやってると自分もやりたくなっちゃいますよね。この「アプリ連携」がキッカケで乗っ取られる可能性もあります。連携するなとは言わないけど、不要なアプリ連携はこまめに解除すること、パスワードの二段階認証などの対策をするべきです。
ただアプリ連携で一番怖いのは、その内容をポストすることで他の誰かにもリスクをシェアしてること。
なので、自分知りたすぎ診断ライフワーク属性の方への信用度は、正直スパム送ってくる人より断然低いです(笑)
同様に、まとめ記事にもアプリ連携しないと続きが読めないものとかあります。感動話まとめとか、人の良心に漬け込むものもありコワすぎます。
↓↓冒頭に書いた流行りのFBメッセージスパムの全容の記事です。
それではまた火曜日にお会いしましょう!みんなネットには気をつけようね。私も気をつける。バイバイ!
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