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トルコ日記☆其の弐

2014年6月6日

今日の15時過ぎ、航空会社から、
リチウムイオンバッテリーの預け入れ許可が下りました。

そして、16時過ぎ、リチウムイオンの予備バッテリーの預け入れも許可下りた!

なんだ、チェックインカウンターでゴネる必要がなくなったではないか。

とりあえず、予約センターの関門突破。
出国前日ですけどね、えぇ。

あとは、空港のチェックインカウンターの第2関門と、
セキュリティーチェックの第3関門と、
搭乗口の第4関門と、
機内の第5関門と、
現地の空港到着時の第6関門があります。

どんだけかいくぐるんだよ…。

<第2関門>
こんだけ大変な思いをして予約センターに状況を伝えたのに、
空港のチェックインカウンターにほとんど情報が伝わっておらず、
結局チェックインカウンターで、最初から同じことを伝え、
車いすの採寸からバッテリーの確認から、
ほとんど同じことをやり直すことが多い。

そして、ほとんどの場合、バッテリーで引っかかる…。

そして危うく、その時点で空港の車いすに移されそうになる。
座位がまったく保てない私は、身体に合ってない車いすに乗せられたら、
搭乗前にぐったりですわ。

<第3関門>
セキュリティーチェックでは、
車いすは必ずピンポン鳴るって分かってんのにゲートをくぐらせる人がいて、
ふつーにピンポン鳴って、端っこでボディーチェックを受ける。

省けよ、そのピンポンのくだり!

さらにその騒動に紛れて、赤外線で人工呼吸器とバッテリーが引っかかる。

私は端っこでボディーチェックを受けてるので、
セキュリティーなスタッフが介助者を質問攻めにしたりする。

介助者はあわあわする。

をい、そういうのはボディーチェックな持ち主に聞かんかい!

<第4関門>
車いすな人たちは、一番最初に乗り込みます。

予約している座席に荷物を運んで、
呼吸器を車いすから外して座席に移動して、
介助者に自分を抱えてもらっている間にクッションを座席に移動。

その時点で空港のスタッフ達は、車いすを片付けたがる。

でも、まだ車いすの付属品のクッションとかポーチとか、
移動させるんだって!

まだ、スタッフに、電動と手動の切り替えレバーのこととか、
壊れやすい部分の説明とか、
バッテリーの取り外し方とか、
電源スイッチの場所とか説明とか、してないんだって!

ここで手順を間違えると簡単に車いすは破壊されます。

<第5関門>
ようやく機内に落ち着くと、楽しい離陸。
雲の上まで出て飛行が安定してくると酸素ボンベが使えるようになります。

しかし、飛んだあとになって、
「酸素ボンベ?聞いてませんけど?」
とか言われることがあるんです。

本当です。

そんなこんなしている間に、私の血中酸素濃度はどんどん落ちて、
みるみるうちに80台に。

頭くらくらしながら、
「事前にリクエストしておいたじゃないの!」
とか、交渉開始。

まあ、最近はそこまで情報が届いていないことは減りましたけどね。

<第6関門>
車いすな人たちは、一番最後に降ります。

その時、ドアサイドまで自分の車いすを持ってきてもらわないと
座位を保った状態で移動ができないんです。

なのに、ターンテーブルで、とか言われたりします。

その場合も全力で拒否。

機内の掃除が始まろうが、
キャビンアテンダントが帰りたそうな顔をしていようが、
断固、キャビン内で自分の車いすをドアサイドまで持ってきてくれるまで居座ります。

無事に車いすを手に入れた場合でも、まだ安心はできず。

結構破損していることも多いのです。

ちゃんとバッテリーを装着し、人工呼吸器を搭載し、
車いすも、人工呼吸器も動くことを確認できたら、
やっと飛行機の旅が終わるのです。

イスタンブール到着は8日の夕方。
それまで上記のような闘いを繰り広げている図を想像して
おたのしみください。

これから荷物の最終パッキングを開始します。

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