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アメリカADAツアー⑫

2015年7月27日記録報告
全米の自立生活センター(CIL)の、
全国事務局であるNCILの全米集会開幕。
全米のCILから障害者が集まります。
日本の、JIL全国集会みたいな感じ。
前日の夜が遅かったので、
昼間はゆっくりし、午後から活動開始。
メトロもずいぶん慣れてきました。
こちらのメトロ、
ブルーライン、イエローライン、オレンジラインなど、
色で経路が分かれているので、
なんか、分かりやすい〜。
DC版PASMOのチャージの仕方もバッチリ。
クレジットカードでチャージできちゃうのね。
便利。
ホームと電車との段差もほとんどなくて、
電動車いすならひとりで乗り降りできると思う。
暗いし、駅員もひとりくらいしかいないし、
なんか、最初はちょっと怖かったけど、
慣れれば使いやすい。
NCIL会議の会場は、
グランドハイアットホテル。
到着してみると、ものすごい人数の障害者!
前日、呼吸器ユーザーのいい情報がなくて
がっくししてたんだけど、
会場を入ってすぐ目の前に人工呼吸器つけてる人が!
第1呼吸器ユーザー発見!
思わず、声をかけてみました。
ちょ…ちょっと!
アメリカでは、保険が良くなくて、
呼吸器生活はあまり進んでいない、
というような事を聞いているんですけど!?
「僕は、マサチューセッツに住んでいて、
カリフォルニアと同じくらい、制度がいいんだよ。」
へぇ…マサチューセッツ…。
呼吸器を見せてもらうと、トリロジー。
「東京から来たの?
東京は、呼吸器ユーザーは生活していける環境?」
東京は、大丈夫ですよ!
来ませんか?笑
「行こうかな(笑」
デュシャンヌの人で、声が小さいために、
マイクとスピーカーを付けていて、
奥さん?がサポートしてました。
突然現れた呼吸器ユーザーだったので、
もっと介助制度のこととか聞けばよかったんだけど、
なんか頭がくるくるして、
そんなにたくさん話さずに、名刺を渡して、別れちゃった。
もったいないことした!
Facebookで探すね、と言ってくれてたけど、
つながるといいなぁ。
もうひとり、声をかけてくれた人が。
「Hello! ジュディー•ヒューマンから、
今日、日本からたくさんのリーダーたちが集まるから、
と聞いているんだけど、あなたたちのことかしら?
私は、CILじゃないんだけど、権利擁護基金のスーザンよ。
お会いできてうれしいわ!」
へぇー。カリフォルニアの…。
呼吸器ユーザーって、地域にいます?
「もちろん、いるわよ。」
一人暮らしの人も?
介助者はつけられる?
「一人暮らしの人もいるわよ。
介助者は、必要な分だけつけられるわ。」
お金かかる?介助者の資格は必要?
「お金は、所得によるわね。収入があれば、自己負担のお金もかかるけど、収入がなければ、必要な経費は州が出すことになってるの。資格は特にないわね。障害者や家族がその人に教えればいいことだから。」
介助者はどうやって見つけるの?
「自分で広告を出して探す人も多いけど、
そういうことが難しい人の場合には、CILなんかが
介助者希望の人のリストを持っているから、
そこから選んだりしてもらうのよ。」
ほあー…やっぱりカリフォルニアっていいんだねぇ。
夜からは、ADA25周年記念セレモニー。
ADA制定運動に携わった様々な方たちのスピーチ。
元議員だったトム•ハーキンさん、
「Piss on pity! 議員は引退したが、(ADAを実現させていくための)闘いからは引退しないぜ!」
って。
かっこええなぁ(笑
それにしても、
外の暑さと建物の中の寒さのギャップが激しすぎる…。
くしゃみと鼻水が止まりません。
暑さにやられ、寒さにやられ…。

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