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トルコ日記☆其の七

2014年6月11日

トルコ観光最終日!

ホントは今日は頼んでなかったガイドのケナンさんが、
「サービスします~(笑)」
と、午前中のアヤソフィア見学の案内をかって出てくれた。

なんていい人なんだー。

10時半にアヤソフィアの前で待ち合わせ。

いざ中へ!

…と思ったら、ケナンさんが、
「ちょと待ってください~見せたい絵があります~。」

ベンチに腰かけると、ケナンさん、
おもむろに小さなリュックの中からA4サイズのファイルをシュッと取り出し、
私たちに紙芝居のように開いて見せると、
アヤソフィアの歴史について解説を始めたのです!
しかも資料は、日本語版ナショナルジオグラフィック!

今日のガイド、サービスなのに!
ガイドのプロ根性を垣間見ました…。

まぢ、いい人なんですけど…。

準備万端でアヤソフィアに臨む!

中は…ああ゛ーもう…!
なに、このスケールと迫力…。
未だにヨーロッパの歴史的建築物で3番目に大きいというのも納得…。

言葉では言い表せないので、皆さん、自分の目で見に行きましょう。
見る価値ありです。

それよりすごいのは、アヤソフィアの2階への道!

石畳の螺旋状の坂を、ぐるぐると4~5回転登っていく。
最後に階段を少し上がってやっと2階へ。

2階といっても、高さとしては3~4階くらいあって、眺めは最高!
当時の皇帝がキリストに忠誠を誓うようなモザイク画があちこちにあって、
厳かな感じ。

「はあー…すごいなー…。
 あっちから見たらどんなかなぁ。そっちから見たらどんなかなぁ。」
と、うろうろしてたら、ケナンさんとはぐれ、
ケナンさんは、
うちらがもう1階に降りたのかと思って1階に降りてみたらいなくて、
また上がってみて…と、往復させてしまいました…。

ごめんちゃい…アヤソフィアに首ったけでしたわ…。

堪能した後、またぐるぐる螺旋坂を下って屋外へ。

ケナンさん、
「私、グランドバザールまで、車いす押していきますよー」
と言ってくれたのですが、そこまで甘えっぱなしじゃ申し訳ない。

「いやいや、大丈夫ですから!」
と遠慮させていただき、一度ホテルに戻って
人工呼吸器のバッテリーをフル装備に交換し、いざ、グランドバザールへ。

わーい!(°▽°)
お店いっぱい~!(°▽°)

ここで、これでもかというくらい買い物!

最初はタイミングやら加減が分からなかった値引き交渉も、
段々テンポがつかめてきて、軽快に(笑)

値札がついてないものしか交渉が効かないことも分かってきたし、
交渉で値引けるのは最大20%程度が限界だということも。

でも、1セット85リラのチャイグラスが、2セットで60リラになった時には、
なんか、最初の値段は一体なんだったんだ…って感じ(笑)

途中、お店のにーちゃんに教えてもらったお勧めレストランで、
美味しいラムミートボール料理と柔らかチキンと、ブドウの葉っぱ料理に満足!
また、カフェで飲んだアップルチャイにも満足!

お腹もお買い物も大満足でホテルへ。

部屋で、介助者の子らと共に、収穫物を広げ、大バザール(笑)
そのままスーツケースへのパッキング大会!

落ち着いた後、ガイドブックに載ってたレストランで、
キョフテとケバブとサラダの夕食。

ここは、今まで行ったお店とまったく違って、庶民的な感じ。
家族連れとか、仕事帰りっぽい人がどんどん入ってきて、
メニューもシンプルだから、食べるのも早ければ、お客さんの回転も早い!
キョフテも美味しかった!

アジアサイドに行った時も感じたことだけど、
「観光客」っぽい顔して、「観光客」っぽいことをやったり、
「観光客」が集まるようなお店に入ったりするよりも、
地元の人達の暮らしに近いところにいたいんです、私。

トルコに、あと2~3日いてもいいよ、って言われたら、
多分、またアジアサイドに渡ると思う。

夕食後、まだ明るい夜のお散歩。

ぷらぷらと、またブルーモスクへ。

…ブルーモスクにぷらぷらお散歩って、めちゃめちゃ贅沢じゃないですか!?
( ̄□ ̄;

ちょうど日没時のお祈りの時間で、町中に響き渡るアザーンをバックに、
ブルーモスクの中庭をぷらぷら。

あー…幸せ…。

ホテルへの帰り道、ノラワンコたちが、ギャング集団を作ってケンカ。
5~6匹の大型ワンコ達が、取っ組み合いの後、なんか、集まってなんか話してる。

猫会議は聞いたことあるけど、犬会議は初めて。

今日でトルコは最後。
いいところだ、ホントに。

かなり遠いし、
私ほどの重度の障害者が、
人工呼吸器ぶら下げて来るにはめちゃめちゃお金かかるし、
大変だけど、
皆さん、一度は来たらいいと思います。

明日の夕方、トルコを発ちます。

あー…淋しいなぁ…。

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