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映画『ディオールと私』(2014年)〜老舗ディオールのパリコレ発表までの8週間を密着ドキュメント〜

映画『ディオールと私』2014年、90分、
フランス、ドキュメンタリー映画。

誰もが知っている老舗の高級メゾン
【クリスチャン・ディオール】の
前面協力のもと作られた
ドキュメンタリー映画。

*・゜゚・*:.。..。.:*・.。. .。.:*・゜゚・*
2012年、空席だったディオールの
アーティスティックディレクターに
就任したラフ・シモンズ。

紳士服ブランド【ジル・サンダー】で
活躍していたシモンズだけど、
オートクチュールの経験はなかった。

そんな彼が大抜擢され、
世界中のファッション関係者を
大いに驚かせます。

世界中のファッション関係者だけでなく、
ディオールのデザイナーやお針子たちも、

「シモンズが、どれほどの技量を
持っているのか?」

と、見守る中での初のコレクション。

しかも、通常ならコレクション発表まで
の準備期間は約半年。

なのに、シモンズに与えられた時間は
わずか8週間!

世界中のファッション関係者が注目する中、
老舗メゾンのアーティスティック
ディレクターとして迎える
はじめてのパリコレ。

すごい重圧の中での
シモンズのはじめての挑戦を、
パリコレクション発表までの
8週間を描いたドキュメンタリー映画。

言葉はわからないけど、
現場のビリビリした緊張感や
プレッシャーが
モロに画面から伝わってきて、
アクション映画を観ている時よりも
正直ドキドキ💓

今まで知られていなかった、
アトリエの内部にまでカメラが入り、
デザイナーたちや、お針子たちの
芸術的な技の数々を目にすることに!

デザイナーは、より良いデザインを目指し
完璧だと思われたデザインに手を入れ、
時と場合によってはデザインを変更!

デザイナーのこと細かな要望に
柔軟に対応して、
一枚の布から美しいドレスへと
仕立てていくお針子たちの仕事ぶり!

中でも印象に残っていたのは、
縫い付けた数多のビーズを全て外し、
お針子さん全員で、再び最初から
手縫いで縫い付けていく作業を
徹夜で仕上げるシーン。

そのプロフェッショナルな姿勢には
心打たれました😆

わずか8週間で、
デザイナーやお針子一丸となり、
一枚の布からため息がでるような
美しいドレスが生み出される過程を
見ることができたのが、興味深かった。

コレクション発表の会場は花の壁が出現。

マスコミやファッション関係者も
この映像を観ている私も目が釘づけ🥰

コレクション発表が始まるまで
人々の目を楽しませてくれました。

ファッションショーの裏側は、
バタバタして正に戦場。
モデルさんたち、大変そうでした。

でも、そういうものは
コレクション会場では一切見せず、
クールに動く。

普段、見ることが叶わない
コレクション発表の裏側を、
見ることができる貴重な映像でした。

私が劇場に足を運んで
観に行ったのは2015年。

ファッションの勉強をしている
学生さんたちに混じって、
当時2回も観に行ったことを
思い出します。

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