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返事が遅いときの捉え方

こんにちは、ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。

さて、今回は常々考えることのある返事の速さについて。

今をときめくビジネスマンたちが言うのが「返事が遅いやつは使えない」ということだけど、この返事の速さについて言われるようになったのってやっぱりメールなどで文章のやりとりが容易になってからですよね。

今と昔の差

私が大学生の頃までは仕事の連絡はほとんど電話だった。
その名残で昔ながらのやり方の人は今も電話してくる。でも私くらいの世代から下のひとはほとんどいないんじゃないだろうか。

電話は相手が出なかったらそれで終わり。何も伝えられない。留守電もあるけど今や留守電がない場合もある。ホリエモンたちは「時間を否応なく奪われる」と嫌っていたりするが、それは確かにそうで、出てしまったらその人の話すスピードに合わせて時間が過ぎていく。

人の話すスピードって本当にそれぞれで、要点が見えない話し方だったり、やたらと話すスピードが遅かったり、その話し方でもうなんとなくその人が仕事できるかどうかの印象ができてしまったりします。

その点、メールやチャットなどは文章で用件を好きな時間に伝えて相手は空いている好きな時間に返せば良いのでお互いのペースでいられる。かといっていつ返しても良いと言うわけでもないのが難しいところ。

実際にビジネスマンは早い人が多かった

友人の起業に関わったときに音楽関係以外の方々と会う機会が多かったが、やはり返事が早い人は前向きに仕事に取り組んでいる感じがした。

それってやっぱりやる気なのかなと思う今日この頃。

何かを頼む時に返事が早いだけで好印象だったりする。わたしはもともと遅い方だっが、年齢を重ねて早くなってきました。

実際、自分で何か仕事や用件を振る時に早い方が断然助かる。そして、返事が遅いひとはそれだけで「やる気がないのかな」と思ってしまう。

しかし、やる気がないというわけではなく遅い人もいるのだ。なにせ音楽家なんて人たちはそこら辺の感覚はアバウトです。クリエイティブな人ほど時間の感覚が周りの人と違うなんて話もよく聞く。
もちろん、クリエイティブだからこそ待つ、その人だからこそ待つというのはあるけど、それにはかなり認められる実力が必要だと思う。

なので、音楽家もなるべく早く返事を返すことも大事だと知ることが大切かなと最近思います。

夜分遅くにすみません、とか別に気にしなくて良いと私は思うし(でも人によって違うので注意は必要)、とにかく返せる時に返すというのが大事。ちゃんと答えが出てなくても、明日返すとか、確認するとかなんでも返すことが大事。待ち合わせに遅れる時に連絡しないより「ごめん!○分遅れる!」とかって来た方が良くないですか?

ということで今日は音楽家に多い返事が遅い問題でした。

返事の遅い人には遅い対応をしがちになってしまう

これのさらに大きい問題は、遅い返事をもらった相手は、あーそんな感じ、と思って遅く返事を返してしまいがちなこと。そこに関わっている人もそうで、グループチャットなどでは全体のテンションにも関わってきます。

ですのでクリエイティブな音楽家であっても、2,3日返事なしというのはないようにしてほしいところ。というか、それで仕事がなくなるかもしれません。その人からの仕事だけでなく、まわりまわって、返事が遅い=仕事できない、のレッテルを貼られてしまうかもしれません。いくら実力があっても。

実際、私と仲の良い友人もそんなことがあって仕事をなくしてしまいました。とある同業者から私に電話があり「○くんがさ、なんの連絡もないのよ!いくらうまくてもあんなんじゃ仕事頼めないよ!」と愚痴を言ってきました。確かに友人はすごく上手だったのですが連絡にルーズなところがあり、その後、その演奏家としての才能を生かすことなく別の仕事につきました。

いまだからこそ起きる問題かもしれない

今日はすごく一般的な話を書いてみました。

これって電話連絡の時は起きなかった問題ですよね。文章を簡単に好きな時間に送れる今だからこその問題。便利な反面、やることは増える。でもそんな時代に生きているから仕方がないんですよね。

音楽家は音楽にだけ没頭したい。でもそれができるのは一握り。

お互い頑張りましょう!

それではまた。蛯澤亮でした。


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