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一粒300メートル。

我が子の習い事には遠足があります。
今年は工場見学と上野動物園。
人数が多く毎年、先生だけでは統率できないため、引率保護者を募集しています。
昨年に引き続きもちろん名乗り出た笑。
だって付いて行くの楽しいんだもん。
 
早朝から観光バスに押し込まれ、あのポーズでお馴染みのグリコさんの工場にお邪魔してきました。
残念ながらポッキーの製造ラインはメンテナンス中。
稼働していたプリッツの製造ラインを見せてもらいました。凄い速さで製造されるプリッツ。
お店で見慣れたお菓子が大量生産されていく様は子どもだけでなく、大人も楽しい♪
大企業ってやっぱ、凄いね。
 
グリコさんの歴史は創意工夫の日々。
1919 年、カキの煮汁に多量のグリコーゲンが含まれていることを知った創業者・江崎利一氏。
グリコーゲンはカキ、エビなどに含まれている多糖類でエネルギーを貯蔵し人間の活動に欠かせないものだとか。
普段は肝臓や骨格筋等に蓄えられていて、急激な運動を行う際のエネルギー源や空腹時の血糖維持に利用されるそうです。
 
そのグリコーゲンを活用した食品の商品化に着手したのがグリコさん。
江崎氏はチフスにかかった息子にグリコーゲンを与え一命をとりとめた、という経験から「これを世の中に広めたい」という想いを強くしたそうです。

そして生まれたのがあの有名なお菓子、グリコ。
「一粒300メートル」のアレです。
 
その後もプリッツにチョコを付けたら美味しいんじゃないか、と。
創意工夫の結果、手が汚れずに食べられるよう持ち手部分を残した「ポッキー」が誕生。
プリッツとポッキーはグリコを代表する商品となりました。
ちなみにポッキーのチョコを付ける工程は企業秘密。気になりますな🤔
 
歴代グリコのおまけオモチャを壁一面に展示しているスペースもありました。天井までオモチャ!圧巻でした。

身近なお菓子にそんな歴史や創意工夫の日々があったなんて。
そうやって思いを馳せながら食べるプリッツは感慨深いものがあります。
ちなみに工場見学するとプリッツを1人1箱もらえます。地味に嬉しい笑。

あとクイズ大会で大人げなく優勝を掻っ攫い、優勝賞品であるチョコレートも頂きました笑。
クイズと聞いたら本気モードですよ笑。
6年生のお姉様に「大人が勝ってどうすんのよ!?😂」と注意されました笑。ごめんよ。
 
午後からは上野動物園へ。季節外れの暑さでした。
3グループに分けて園内を見学。私のグループは高学年女子7人。
人は多いし、暑いし、人数確認と引率に神経を擦り減らした1日でした。
 目玉のパンダは長蛇の列で、観覧受付も締切。残念ながらNOパンダです😂

高学年になるといろいろあるようで。
7人も女子が集まれば「みんなで一緒とかウザッ…」って、1人や2人集団から離れてしまう子もいるんですよね。

真面目系女子、休憩したい系女子、団体行動ウザい系女子など見事にバラバラ。
散策中に「○○ちゃんが勝手すぎるから注意してよー」というクレームも発生。
大人の力を発動すれば解決するかもしれません。でも強制的・高圧的になってしまうのは絶対、イヤ。

自由奔放な子どもたちをなだめつつ「引率のママが見える範囲に居れば良し!」という約束の下、園内を回りました。
まったくもって難しいお年頃です。
人間関係は大人になってからも続く永遠の課題。
 
でもそこはやっぱり小学生。
帰りは「楽しかったぁ」と大満足の笑顔。
大人も子どももいろいろあるけど楽しいのが1番よ。

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