「なんでも相談してね」には相談しづらい
笑顔の奥にひそむ恐怖。
会社の人とランチに行ってきた。
新しく見つけたお店に入って気分はウッキウキ。
会話内容はションボリ。
厳しい時期で、一部の店が撤退の危機にさらされている。
気付けば今後の進退について話題になっていた。
自分は年度末までには退職する予定でいた。
長らくお世話になった会社だけど、環境を変える意味で転職の情報収集をしていた。
その考えを表明する前に、
「会社に不満はある?」
「正直これからについてどう?」
「他に口外しないと約束するから言ってごらん?」
矢継ぎ早に質問された。
(えー、怖い…)
オープンにお話してくださる人であらばいいのだが、
自分のことがほとんど話さずに質問ラッシュ。
基本的には今の仕事を楽しくやりがいを持って働いているのだが、
その人から見た自分は「不幸」らしい。
そんな風に見えるのか。。。
勝手に不幸認定されてしまった。
…
結局来週に控えているミィーティングまでは保留として流した。
言葉尻だけ見ると、同僚を思いやっている人に見えるかもしれない。
話を聞いて、解決に向かうためのアドバイスをくれたかもしれない。
でも、この人に言ってはダメと心がバリアを作っていた。
人はいいのだが、不幸思考に染まりそうで…。
本心を上手く偽って他者の不幸の喜ぶための言葉よりも、
気持ちを伝えて、人の幸福の喜ぶために言葉を使いたい。
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