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今思い出してもハラワタが煮えくり返る話

前に仕事で、焼きそばを売る屋台を手伝った事があった。焼きそばを作るオジサンたちには、「やっぱり売り子に女の子がいるといいよね~」と背筋がぞわっとする言葉を投げかけられたが、まぁ私の愛想がいいって褒められたと思ってニコニコして聞き流していた。

自分に出来る事と出来ない事があるのはわかっている。でも、それを性別だけで決められたくなかった。「私だから出来る」「私には出来ない」事を、女だから、これは男の仕事だから、で片付けられたくなかった。

そうやってイライラしているところに、事件は起こった。

片付けの途中、20リットルの水を入れる容器を、空にしようと排水溝の近くに持っていったのだが、水がわりと入っていて持ち上げて流すのが、どうやら私にはできなさそうだった。

そこに、私と同じく手伝いで来ていた同世代の男性が同じように水を捨てに来たので、「ごめん、これも流してくれると助かる~」とヘルプした。

しかしその男が放った言葉は、「は?こんなん自分でできるでしょ」だ。

「あ゛ぁ゛??」と思わずけんか腰の声が出た。

一触即発の空気を察知した別の男子が急いで「俺がやりますよ!」と駆けつけてくれたので、事なきを得たが。(あの時はありがとう!)

できねぇから頼んでんだよ!!!!自分でできたら涼しい顔でやっとりますわ!!!!!!

私がかよわい女子アピールでもしてると思われたのだとしたら本当に不快だ。そんな、私にメリットが1ミリもない事、わざわざやるか?

以前からその男は、私がいわゆる「女の子扱い」されるときにオジサンたちに反抗していた。私にはそれがちょっとありがたかったので、この人はイマドキだな~とか思っていた。違ったのだ。普通に、私が特別扱いされてるのが嫌だったのだ。

自分ができる事、他人も当たり前にできると思うなよ~~~!

と自戒をこめて文章にしたかったので書きました。おわり。

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