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心を柔らかくしておくことで、生きるのがラクになる

人間は完璧な存在ではありません。どんなに立派な人にも、できないことや弱いところがあります。どんなに優れている人でも、間違うことがあるし失敗することがあります。私達は不完全な存在なので、「これが絶対に正しい」ということを証明することはできません。

不完全な私達は、「これが絶対に幸せになる生き方だ」というものを見つけることはできないし、もし見つけたとしても、不完全な私達はそれを100%信じることはできません。私達は、「これが正しい生き方だ」「これをやっておけば間違いない」という確信がない状態で生きていかなければいけません。正解がわからない状態で生きているのだから、生きているだけで不安を感じるのは当たり前のことです。なので、不安を感じる自分を弱いとか恥ずかしいと思う必要はありません。私達は、「これが絶対に幸せになる生き方だ」と、100%確信できないのかだら、漠然として不安を感じるのは当然のことです。

「これが正しい」と意識的に思い込む

私達は、100%正しい生き方をすることはできません。しかし、「これでいいんじゃないかな」「こうしておけば大丈夫だろう」ぐらいの安心感がないと、不安で生きていくことが難しくなります。私達は何かしらの考え方や価値観を選び取り、それをある程度正しいと信じることで、生きる力が湧き上がってきます。

100%信じることができない私達が生きていくうえで大事なのは、「こうすれば幸せな人生を送ることができるかもしれない」と思い込むことです。私達は、「これが正しいやり方だ」「これが正しい生き方だ」と思い込むことで、人生を前に進めていくことができます。

「絶対に幸せになれる保証がないから、行動を起こすことができない」と考えることで、自分を幸せにするための努力をすることができなくなります。不完全な私達は、「これが自分にとって正しい生き方だ」と思い込むことで、自分を幸せにするための行動を起こすことができるようになります。

「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」と不安を感じながらも、「私はこの価値観を採用したら幸せになれる」「私が幸せになるたには、こういう考え方をするべきだ」と意識的思い込むことが、自分を信じる、つまり、自信をもつ、ということです。他人に何と言われようと、自分の思い込みを優先する、という体験を積み重ねることで、自分の中に自信が蓄積されていきます。

思い込んでいるだけ

私の例で言うと、私は、「自分を幸せにするためには、自分を肯定する必要がある」と思い込むことを、自分で選びました。私は自分の思い込みを大切にすることで、自分の中に自信を蓄積しています。どれだけ他人にバカにされても、どれだけ他人から見下されても、「いや、私はそのままの自分で大丈夫ですから」と思い込み続けることで、他人ではなく、自分を信じる、という体験を積み重ねています。

私は、「自分を肯定することが正しい」と確信しているわけではありません。不完全な私が、「これが絶対に幸せになれる方法だ」と信じることはできません。しかし、私は確信はないけど、「これが自分にとって正しいやり方だ」と思い込むことを決めました。そして、私はその思い込みが心の支えになっているから、不安だけど勇気をもって生きることができています。

ひとつの考え方に執着しない

「これが私にとって正しい生き方だ」と思い込むことで、自分を幸せにするための行動を起こすことができるようになります。「これが私にとって正しい考え方だ」「これが私に合っている価値観だ」と思い込むのは、とても素晴らしいことです。しかし、ここで注意しなければいけないのは、「これが私にとって唯一の正解だ」「私にはこれしかないんだ」と盲信しないほうがいい、ということです。

私達は人生の選択肢が減れば減るほど、生きづらさを感じるようになります。今の自分が苦しんでいるのに、「私にはこの生き方しかないんだ」と固執することで、どんどん自分を不幸にしてしまいます。大切なのは、「今私が正しいと感じてるのは、ただの思い込みに過ぎない」と認識しておくことです。「この世界に、絶対的な正解なんてない」「でも、何かを信じないと生きていけないから、とりあえず今はこれを信じることにしよう」ぐらいの感じでいれば、自分を不幸にする生き方に執着することがなくなります。

戦略的に、「これが正しい」と思い込む

私の場合で言うと、私は、「自分を肯定することが正しい」というのは、ただの思い込みだと自覚しています。「自己肯定は万能ではない」とわかっていながら、それを信じることに決めています。どんなときでも、どんな状態の自分にとっても、正しいという生き方などありえません。自己肯定するのは、今の自分、今の状態の自分にとって正しい、ということを知っています。

だから、そのやり方がうまくいかなくなったときは、違う考え方を取り入れることができます。たとえば、普段は自己肯定するのがデフォルトになっていても、自分を大きく変えたいと思ったときは、「苦しいけど、自己否定するのもありだな」と、柔軟に考えることができます。

また、「私はこれが正しいと思い込むことにしよう」と決めることで、「これが絶対に正しいやり方です」と、他人に押し付けることがなくなります。「私が生きていくために、これを思い込むと決めたように、相手も生きていくために、その思い込みをすると決めたんだな」と寛容になることができます。自分の考え方や価値観をただの思い込みだと認識することで、人間関係でのトラブルを減らすことができます。

ということで、「とりえず、今はこれを正しいと信じよう」と思うことで、自分を幸せにするための行動を起こすことができるようになります。「私はこれを正しいと思い込んでいるだけだ」と自覚することで、自分を幸せにするための考え方を柔軟に変えていくことができます。なので、あなたには、戦略的に、「これが正しい」と思い込むことをおすすめします。

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