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チガサキ⊿ライフ119 : 住宅 (立地)

1. 標高

 福島第一原子力発電所を襲った津波の高さが、14~15mだったと報道された。さっそく我が家の標高をGoogle Mapで調べてみると、海面から立ち上がることたったの12mで、同規模の津波が来たら一巻の終わりである。ちなみに、緊急時の避難所に指定されている近所の中学校でも標高は12~14mであり全く避難の意味をなさない。

2. 地盤

 我家付近は数十年前まで松林が広がっていたらしく、地面は海岸と同じ砂地である。しかしながら、砂丘と分類され、住宅地盤としては茅ヶ崎の海側では比較的良好とされている。とは言うものの、埋め立て地で発生する事で有名となった液状化現象は、この砂丘地帯でも起こる可能性があるらしい。湘南の中では良い地盤ではあるが、茅ヶ崎市の発表する東海地震時の液状化予測図では、震度5強の揺れで、液状化の可能性“中”との頂けないランク付けを受けている。

3. 保証

 もしもの時の為にあるのが保険や保証制度であり、我家は10万円チョイだして、住宅性能保証制度 (財団法人・住宅保証機構)に加入している。工事中現場審査を受け、最長10年間の保証書が発行され、万が一の修補費用を保険でサポートされる。こんな機会でないと調べないが、住宅性能保証制度を久しぶりに調べると、平成20年6月30日付で新規の登録申請受付を終了し、その後は“まもりすまい保険”と締りの悪い名前の制度に変わっていた。さらに調べると、「今回発生した東北地方太平洋沖地震及び津波による住宅の倒壊・損傷等の損害について、まもりすまい保険及び住宅性能保証制度においては、保険金の支払い対象とはなりません。ただし、震度が低い地域における住宅で、損傷等の原因が引渡時の瑕疵によると思われる場合には、当財団までご相談ください。」と冷たい文面が…。震度が低けりゃ問題にならないのだが、金を払って安心感を買っているだけで、もしもの時にはあまり役に立たないようである…。

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