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チガサキ⊿ライフ185 : ミュージカル

1. 市民文化会館

 小学校の高学年向けのイベントに、駅前の市民文化会館にての演劇鑑賞がある。そこで息子が見たのは、なんとミュージカルだった。40年以上も生きているのに、吉本新喜劇ぐらいしか見たことない父親を差し置いて、先に息子がミュージカルを見た事には驚いた。劇団四季のミュージカルを、複数の小学校が参加して鑑賞したそうである。

2. 疑惑

 同じ場所での演劇鑑賞だが、数年前の娘の時は桃太郎のバッタもんの劇だった。娘によると、あまりのつまらなさに、娘を含めたほとんどの生徒が爆睡して、起きているのは数名だったそうである。そんな経験から、話に割り込んできた娘は、「劇団四季って言ってもどうせ偽物だろう。」と吐き捨てていた。仲裁の為にスマホで検索してみると、劇団四季のファミリーミュージカルと言って、子供向けに全国講演しており、正真正銘の本物の“劇団四季”だった。

3. エルコスの祈り

 流石の劇団四季のミュージカルは面白かったらしく、娘の時のバッタもん桃太郎とは真逆で、寝ているのは2人だけだったそうである。泣いた子も一人いたと言うので、そんなに感動したのかと思いきや、高所恐怖症で泣いたと意味不明な子もいたそうだが…、面白かったことに間違いなさそうである。翌日の日曜の朝、参議院選挙の帰りに息子と各政党の話をしていると、共産党のポスターの“ユートピア”と言う言葉に息子が反応した。先日のミュージカルで出てきたのが“ユートピア学園”であり、親や先生に見放されて夢や個性を奪われた生徒が通う設定だったそうである。歌って踊って面白かったそうだが、中身を説明してもらうと結構シュールな怖い話で違う意味でも驚いた。


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