チガサキ⊿ライフ130 : 自転車 (遍歴)
1. 初代
間もなく幼稚園の卒園を迎える息子だが、補助輪無しの自転車に乗ることを、冬休みの目標に掲げていたのは、年少の時であった。思い起こせば、後ろに乗った娘の半強制的な猛特訓を受け、娘のお古の自転車・アンパンマン号に乗れるようになった。乗り始めの当時は、「ゆっくり漕いだら、倒れるよ。」とびびっているので、思いっきり速くペダルを漕ぎ、見ている側からは逆に恐ろしいスピードで走っていた。
2. 二代目
我家の二代目の子供自転車は、息子がクリスマスプレゼントで希望した、黒い自転車である。値段は結構したのに、作りの芳しくないJEEPの自転車は、すぐにペダルが後ろ向きの逆回転が出来なくなった。後ろに回すとバックしてしまい、油をさしたが直らなかった。「アメリカ製やからあかんわ。」と息子に説明すると、「サンタクロースはアメリカ人か!」と息子が突っ込んでいた。結局、サンタのくれた不良品は、近所の自転車屋さんで修理を行い、4,000円もかけて部品交換した。
3. 三代目
三代目の子供自転車は、娘の7歳の誕生日に買った、22インチの自転車である。誕生日プレゼントを選んでいる際に、シナモンロールの絵の自転車が良いと言い出した。「シナモンロールは、大きくなったら恥ずかしい。」と言うと、「お父さんが選ぶの!?」と反論していたのを思い出す。だが、まだまだ子供の娘は、私の誘導尋問に引っかかり、最終的には納得して長く乗れるマウンテンバイク型となった。次の自転車は、恐らく口を挟む余地が無さそうなので、最後の父親の勝利の記録をここに示す。