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チガサキ⊿ライフ163 : バイオリン

1. 弦楽部

 何を思ったのか、中学の部活動で娘が弦楽部に入部した。5月に担当の楽器が決まったそうで、バイオリン担当の任命書をもらってきた。希望を出してない楽器に選ばれた子もいるらしいが、見事に第一希望のバイオリンに選ばれたとのことで、夕方に早速バイオリンの購入に出かけた。

2. ピグマリウス

 選んだバイオリンは、学校からのお勧めにも含まれており、国産トップブランドのピグマリウスが載っていた。聞いたことは無かったが、「名器の持つ美しさを限られた演奏家だけでなく、すべてのヴァイオリン愛好家や子供たちにも届けたい」。そのような想いのもと、ピグマリウスは数年間に及ぶストラディヴァリの徹底研究を経て1976年に誕生した老舗のようである。

3. 楽器店

 駅前の楽器屋さんで購入したのだが、中学校とつるんでいるようで、楽器担当が決まるスケジュールの情報を入手しおり、口を開ければ「ご予算は、ご予算は。」とうるさかった。家族四人で出かけたが、誰も全く分からないので、3つのバイオリンを試し弾きさせてもらった。予想通り音の違いはよくわからず、空気の読めない息子は、「全く変わらないじゃん。」と言ってしまっていた。息子の頭をはたきながら、娘に好きなの選べとまかせるが、娘もよく違いは分からないようだった。結局は、店員の音がこもっているだのなんだの口車にのせられ、試した中で一番高いのを選ぶ事になった。バイオリン以外にも、弦だのケースだの、はたまた楽譜立てだの、もろもろそろえると約15万円の出費となった。大きな出費で、ゴールデンウィークは近所でおとなしくすることが確定となった。

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