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コミュラボ👀共感と場つくりと事業つくり

【共感から事業をつくる】
このワードにピンと来まして、参加してきましたQWSさんイベント。
キーワードが「共感」だったので、このイベントで共感したことをメモ。
 

応援されないと社会は変えられない


社会を変えるには、ながーーーく事業を続けていく必要がある。日本最大規模の市民ミュージカルに育ったコモンビートも20年間活動を続けてきたから「Musical for All」という社会をちょっとずつ変えていくような取り組みができるようになってきた。

▼ Musical for Allはこちら

こちらは2023年から始まった取り組み。

多様性を重要視するコモンビートが社会に求められていることー身体のハンディキャップがある方にもミュージカルを楽しめるようにしている。
観客側はもちろん、キャストにも参加していく流れができている。

めちゃくちゃ素敵やん……。
素晴らしすぎる。

しかし、この取り組みができるまでのコモンビートが積み重ねた信頼があり、
そこためには「応援される」ということが必要だし、
応援されるには共感が大切になるんだと思う。

じゃあ共感ってなあに?

共感は誰かと誰かの感情や価値観が重なる時のことを指す…と私は受け取りました。

ということは、土台にあるのは一人一人の感情です。

今回は「コモンビート」というミュージカルプログラムが題材(?)になっていましたが、そこで重要視しているのもキャスト1人1人の感情でした。

ポジティブな感情もネガティブな感情も色々あって良いよね、という基盤がある。

毎回の練習で、その日その日のプログラムやタイムスケジュールを決めていくものの、キャストの空気や顔を見て、やる事が変わるのも日常茶飯事だし、
ウン時間かけたMTGでようやく決まりかけた事項を「それってでも、おかしくない?」と一気に変わるのも日常茶飯事だそう。

それは一人一人の感情を受け止める文化があるから。

私も数回運営スタッフをしましたが、
がっつり決めた練習スケジュール変えるのは日常茶飯事でしたし、
MTGがガチの妄想話で終わって「楽しいねっ」つって、何も決まらなかったことも多かった。
スタッフ同士、キャスト同士一人一人の感情も個性も受け止め合った結果、時間も心も結構つかったけど、心理的安全性は強くなった。

このミュージカルは事業の一つではあるものの、その土台には

・一人一人の感情を出していいという安心感

・時間や効率より、対話やガチンコを重視する文化


があり、
それがキャスト同士の共感を呼び、作品に反映され、キャストとお客様の感情が重なることで、応援され続け長く続いてるんじゃなかろうかと思いました。

あそびの生まれる場所

最近、コミュニティデザインやソーシャルデザインの本を読み漁ってるのですが、
どの本にも「お客さまをつくらない」ということを大切にしている。気がする。

「お客様」になってしまうと、対価は得られるが対価だけで終わる。
「専門家」が存在すると、その人任せになり、うまくいかないと専門家のせいになる。

これはけっこう、寂しい。

例えばコモンビートでは「ボランティア」という言葉を使わない。

本番当日の裏方スタッフ、運営スタッフは実は過去のキャストがオールボランティアでやっている。私も数え切れないくらいやりましたが、このイベントで言われるまでボランティアと思ってなかった。楽しいから、今のキャストを応援したいからやってたんだよね。

これを恩送り、なんて呼んだりする。
次の誰かにいただいた恩を贈る。

恩送りを事業に活かしてる例はこちら。
ボーダレスさんも素晴らしい。


話を戻すと、お客様をつくらないというところに、「線」のことを考える。

コモンビートでは、本番直前に「線」について考える時間がある。(あった?今もやってるのかな。)

国と国を分ける線はどこ?
人と人を分かる線はどこ?
あなたと私を分ける線はどこ?
そんな線は必要なのか?

ボランティアと運営、お客様と会社。

そんな線を引くのではなく、みんな一緒になってその日を最高のものにする。

この空間の感覚ってコミュニティにはめちゃくちゃ重要だと思います。お客さんではなく、仲間にしてしまう。

「あそびの生まれる場所」「あそびの生まれるとき」があると、そのコミュニティはゆるやかに続いていくし、いつも少し熱があるようになる。

じゃ、そういう空間を作るにはどーすれば?なんだけど、

これはほんの小さい対話や小さい励ましを繰り返し繰り返していくことが大切なんだろうな。それが循環していけば、柔らかいコミュニティになるし、あそびが生まれる場所にもなるんだろうな。

組織作りにも同じよーな事が言えそう。

多様性って何で大事なの

文字面では理解してたけど、腑に落ちてはなかったこの事。

「多様性があると大変な事が多い。時間もかかる。けど、止めてくれる人もいるし違う視点をくれる人もいる。あの時に止まっていなかったら今どうなってたんだろう、ということもある。」

と、コモンビートファウンダーのこうじは語ってくれました。

超納得、超腑に落ちた。

時間も労力もかかるけど、遠回りだけど、
多様性がある方が結果組織の満足度は上がるのかもしれない。

本当の効率化って、何でもかんでも時間を短くするのことではなく、機械AIができる事はそちらに任せて、人は対話や相互理解をしっかりすることなんじゃないのかなと改めて思いました。

▼そんなこうじが書いた本。私も読んでます。

結果めちゃくちゃ長いメモになりましたけど、
私がなんやかんやコモンビートがずっと好きで細く関わり続けてる理由が少し紐どけた気がします。

キャストもスタッフも、いつかコアもやりたいなー。

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