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異文化とわたしと娘

おはようございます、やまもとです。

先日、縁があってムスリムの方々とお話しする機会がありました。

基本的には日本の良いものをムスリム圏(今回は主にマレーシア)に売り出したいというビジネスライクな話ですが

要所要所にマレーシアムスリムの方々の考え方に触れることができました。

異文化理解ってなんだろう

私はかねてより、「コモンビート」というNPO団体が提供するミュージカルプログラムに参加してました。

ここで生涯の友人たちに出会うことにもなるのですが、
このミュージカルのテーマの1つに「異文化理解」というものがありました。

プログラムの中で、「もし世界が100人の村だったら」をベースとしたワークショップや
「バーンルンバ人(だったっけ)」という、詳しくは書けないのですが自分と異なるモノを理解する体験のワークが
ミュージカルの練習の合間合間にはいってきます。
(ここがコモンビートの素敵なところだとも思っています)

でもやっぱり衝撃を受けるのは、
異文化のリアルな方と話すことだと思います。

直近で参加したプログラムでは在日韓国人の方が自分の生い立ちや、祖母に言われたこと、祖母や母に受けた教育などなどを語ってくれたのですが

まあまあかなりの衝撃を受けました。

そして、少し見方が変わりました。

言動の後ろにあるものを、考えるようになったのです。

私は幸いにも中国や韓国の方の友達が多くて、毎回普通に遊ぶときは気楽に遊んでたりして、日本の友達と同様、歴史とか政治とかの込み入りすぎた話ってまあしないのですが

メディアで見るような激しめの方の話を聞いたときに(メディア通じてるので誇張と演出は大いにあると思いますが)
その背後を考えるようになった気もします。

単純に「なんでそんなこと言うん!?」と思わなくなったというか。

日本人だけで、異文化を理解しようと頑張ることはとても素晴らしいことです。

が、やはり他の世界の人と一緒にすると、もっと進むのではないかと思うのです。

こう、変な話、みんな人間だぞ、と。

愚かだし立派だし、阿呆だし懸命だし賢明だし馬鹿だぞ、と。

同じ人間

先日、ムスリムの方々とのミーティングの後に

「これから礼拝なのですが、見ていかれますか」と言われました。

私の中では、礼拝は大変神聖なもので、どこの馬の骨かわからない京都人が参加するものではないのではないかと思ったのですが

「ぜひ。僕たちは見てほしいのです」とおっしゃったので
貴重な機会と思い、見学させていただきました。

(マレーシア系?のムスリムの方はオープンだそうです。ムスリムといっても地域や国によってもちろん違うので、全てが彼らのような考えではないでしょう)

お気遣いいただき?途中で日本語でお祈りされていたのですが

「私たちは知りたいことがたくさんあります」とお祈りしていたことが大変印象的でした。

その後、お祈りの中身について詳しく話していただき、ムスリムにとって「知識」というものは何よりも大事であると教えていただきました。

考えたらイスラム建築、イスラムビジネス、イスラム金融というのは、かなり高度なものな気がします。

また彼らにとってイスラム教は宗教ではなくシステムであるとおっしゃっていたのも印象に残っています。

私は大変無知で、イスラムに関してもモスクきれいだな~とか、イスラム建築かっけーなーとか、決まりが多くて大変だな~くらいしか知らず
違う星の方々で関わることはないのだろうと勝手に思い込んでいたのですが

話してみるとやっぱり同じ人間だったりしました。

ただ、考えの仕組みがちょっと違うだけで。生活習慣が違うだけで。

娘と異文化理解

上述のコモンビートをすっごく平たく幼稚な言葉でいうと

戦争はいかんぞ、違いはあれど共通の何が我々にはあるはずなので、理解しあおうぜ

というストーリーです(関係各所すいません)

共通の何回か(コモンビートだと鼓動という表現をする)というのが肝です。

共通の何かを見つけるには、まず出会わないといけません。

私は娘には、色んな人と出会って色んな考えや背景を知ってもらいたい
そしてよくわからない区別だったり、批判だったり、
過剰に演出されたメディアに流されることなく
自分で考えて行動できる人間になってほしいなと
親の欲目ながら思っています。

異文化に触れられるところで「楽しそうなところ」(これ大事!!)があれば
行ってみたいな~と思っています。

区役所などのイベントはこう名前が堅すぎて面白くなさそうというか…ごにょごにょ

こことかどうなのかな~。


おまけ

異文化理解って、全てを受け入れて相手に染まることとはまた違うと思っています。

なるほど、そっちはそうなんだね~くらいのゆるいものでもいいんじゃないかなと思っています。

自分的に一番参考になるなと思うのがこちら。

全巻持ってます(笑)

天国と極楽の違いをTDLとTDSに例えてた辺りが爆笑でした。

がちがちに異文化を理解し、受け入れねば!!!となると
異文化理解の目的である多様性を活かすってのがしにくくなるような気もします。

これくらいゆるく、楽しく、面白いほうが、響く気がします。

人間は楽しいこと面白いことが一番きっと好きだから。


それでは!




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