魔法使いと「かっこいい」 1シートリーディングその2
昨日に引き続き
もう一冊を紹介したいと思います。
この本は現職コピーライターが自分が好きなコピーを3つ挙げてなぜ好きなのかを書いたものです。
昔コピーがものすごく好きでして、年鑑なんかを読み漁っていたことがありました。
来週コピーのWSをすることもあり、再度読み返したのがきっかけです。
言葉は魔法
こういうコピーを読んだとき、「言葉は魔法が使える」ということを強く思います。
たった1行で人を感動させる力がある。
「想像力、数百円。」
「地図に残る仕事」
「夢とか、決意とか、見えないものも乗せている。」
すごい。
すごすぎる。
当たり前だけど私には一生書けない。
言葉にできなかったことを、言葉にしてもらったときの突き上がるような、湧き上がるような感情。
無意識だったものが目に見えた時に感動が生まれると、誰かが言っていましたが
そういうものに近いんだと思います。
コピーをつくる人たちは
言葉を愛して、言葉に苦しめられて、言葉の迷路に迷い込んで、言葉に救われているんだろうな…
ただただ尊敬でしかない、と思ったのでした。
言葉は魔法、コピーライターは魔法使いだ。
かっこいいとは、こういうことさ。
この本の「ああ好きだなぁ」と思うのは、
完璧じゃないけど、辛いけど、でも前を向いて頑張ってる姿がなんとなく見えるところ。
「こういうのが書きたいと思ってもううん十年経つんだよなー」とか
「まあまだ書けないんですけど」とか
そういうことを書いてるんですけど、(いやでも本当は凄い人たちなんですよ…TCCとかで賞取っちゃうような…)
コピーへの愛が強く強く伝わる。
苦しめられてるけど、いいことばかりじゃないけど、それでも書いている。
そういうかっこいい大人の背中が見えて、ああ、いいなぁって思うんです。
私が思うかっこいい大人って
完璧な人でもいつも前向きな人でもなくて
苦しみもがきながら、泥まみれになりながら、匍匐前進でぐっちゃぐちゃで
それでも闘っているひと。
弱音も吐くし、愚痴るし、後ろ向きなこともあるし、凹む止まることもあるけど
また歩き出せるひと。
そういう大人に私もなりたい。
このコピーライターの方達は、きっとそういうかっこいい大人なんじゃないかなと思うんです。
かっこいいとは、こういうこと まではいかなくても
こういうこともかっこいいかもしれないぜ?
と教えてもらった気がします。
元気でた。
まとめ
この本で改めてコピー、そして言葉の強さと
それを追い求める大人のかっこよさを
再確認した気がします。
私もこういうかっこよさと魔法を身につけていきたい。
それでは!
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