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【9月の暮らしのレシピ】足の裏から温めて、頭寒足熱の巡りのいい身体を作る

中秋の名月が過ぎて、台風シーズンを迎えました。vata(ワータ)の季節です。
朝晩は急に冷え込み、日中はまだ夏の名残と、着るものに少し困るタイミングですね。頬を撫でる涼しい風は心地よく、暑いのが苦手な方はようやくホッとひと息つくことができたのではないでしょうか。

vataは五大元素でいうと風・空にあたり、冷性・軽性・乾性の性質を持ちます。大気中にvataが増えると人間の身体も冷えて不安げになり、肌も乾燥する。台風の中、たくさん風を浴びて冷たい雨に降られて家に帰宅した人がまだまだ元気!ということはないようにvataが増えると疲労を感じます。

vataケアはアーユルヴェーダのケアの基本。世界の病気の8割の原因はvata憎悪、としているくらいですからvataをまず理解しないことにはアーユルヴェーダらしい暮らしのスタートは切れません。
厄介だけれど、魅力的でもあるドーシャ「vata」に寄り添いながら秋の始まりを過ごしていきましょう。

vataは風と空のエネルギー。スペースの力は不安を生み出すこともあれば創造の力にもなる

中秋の名月の当日、まだ夏が残っていた飛騨


vataは五大元素でいうと風・空にあたり、一般に風の方をイメージして説明されることが多いですが、「空」のことも想像しましょう。空、つまりスペースです。

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インドの予防医療アーユルヴェーダ。個人に合わせた食生活を知り、不調の少ない心地のいい身体を作るのに欠かせない知恵です。一見難しいアーユルヴェーダを、身近な食材や料理、暮らし方でわかりやすくお届けするのがeatreat.の魅力。楽しみながら、心地のいい暮らしを見つけて行ってくださいね。

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