送り迎えのことばかり考えていた
狭い部屋で寝ていると泊まりに出ていた子どもたちが帰ってきた。
子どもたちが自力で移動していることに心強い思いでいっぱいになる。
ほっとくと死ぬ様相で生まれ、そのうち立って歩いて手づかみで食べるなどを覚え、それにしても送り迎えをせねばどこにも行けない日は長く続いた。
息子0歳から娘6歳の9年は子どもを保育園へ送って迎えることがプライベートにおける最重要事項だった。思えば私の30代のうちの行動の多くが送ると迎えるを基本に構成された。「送迎」と毛筆で大きく書いたTシャツを数枚