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"人気投票" 0票だった私


高校の夏休み、
部活の合宿での出来事。

文化系の部活ということで
男女交えた大所帯だった。

合宿では毎年恒例となっている
イベントがある。

"人気投票"

1学年〜3学年まで、1人ずつ異性の"推し"を
挙げる。
半分、好意がありますよ〜と
告白しているようなものだ。

誰かが私に好意を寄せてくれてるかも…⁉︎
とワクワクしながら気になる人を3人選んだ。

21:00頃
月明かりが差し込む部屋で
結果発表がされた。

結果


0票

票は可愛い女の子に集中した。

当時は顔面ヒエラルキー上位に
位置していると
勘違いしていたので酷いショックだった。

現実は残酷だ。

わざわざ発表はしないものの
0票の人が居るか、
みんな計算しただろう。

心の内で
0票の子だ…‥と思われるのが
何より恥ずかしかった。


外見至上主義!!!!
ルッキズム!!!!!
くそが!!!!!!!!!!!!!!!!


結局、人気投票はそれが最後だった。
同期の同じく0票だった男の子が
自分らの代では辞めよう。
と宣言してくれた。ありがとう

次の年では票がもらえるかもと
またまた期待していた自分も
いたのだが。(図太)  

(ヒエラルキーの可視化、ダメ、絶対。)


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