VRパソコンの購入、内部構成の選定、安定稼働について
最近VR用のパソコン選定相談を貰うのでまとめようかなー?と思い書きました!
お金あまり無いけどなるべく快適に長く使いたいなって人向けに書きました!
なるべく安く、でもトラブルは少なく、長く使いたい!分かります…うんうん。
私がお答えしましょう〜😆笑
細かい話は省きますので、どうしてそんな考えに至るのか…気になった方は直接聞いてくださいね!
(あくまで1ユーザーの1意見であり、これが全てではありません。)
(逸般人VRCユーザーは総じてヘビーユーザーだと思うので己の信じる道をそのまま突き進んでください!)
私のパソコン歴
まずお前何者なんだ!って話だと思うので経歴をば。
いーじーさん、250歳のエルフでえんじにゃーです。
パソコンを使い出したのはつい最近です。
初めて使ったパソコンはMacintoshのClassic iiです。一応、30年以上の経験があります。SGI製ワークステーションも触ってました。内、自作はIntelはPentium II、AMDはK-6から始めました。グラボはRageやG400, voodoo iiなどから。お仕事でもワークステーション類を触ってて修理もしているので数百台は触ってます。私が今使っている最も新しい世代はIntelの13世代、Core i9シリーズになります。グラボはNvidia のRTX Ada世代です。ご参考になれば〜んんん!
予算を考える。
お金、ホント大事!
パソコンは凄くコスパの良い素敵な趣味ですが、最高級に手が届いてしまうニクイ価格になっております。
つい良いものを選んで予算オーバーしがちです。
趣味ですから、好きなものを購入するのが1番です。
でもでもー、パソコンは進化が早い分野です。無理して買ったハイエンドパソコンも数年後には最新のミドルエンド以下になってしまいます。
頭の片隅に入れておくことをオススメします。
個々が無理ない範囲で購入できるパソコンを継続的に使用するがストレスなく長い付き合いの秘訣です。
勿論、
金持ちは好きに生きろ!!!
消費電力を考える。
趣味ですからそこまで気にしなくても良いかもしれませんが、考慮に入れておくべき案件が消費電力、電気の使用電流です。
家庭用でもゲーミングノートパソコンでは200Wを超えますし、デスクトップパソコンでは1000Wを超えるモデルも存在します。
一人暮らしならともかく、家族暮らしだと2Aや10Aの電流使用量は無視できませんし、電気代も数年で考えるとバカにできません!
1番良いのを頼む!って買うとブレーカーが落ちるかもしれません。
趣味で家族に恨まれるのは極力避けるべきよね…よね!
何をしたいのか。
そのパソコンで何をしたいのか、用途を決めてから買いましょう。使用するソフトが明確に決まっているなら、そのソフトに推奨環境が記載されています。その情報を参考にパソコンを選定していきましょう。
無理に高いパソコンを買う必要はありません。
ミニPCならCore i5(ミドルエンド)のCPU1個分の値段で買えてしまいます。
安いものなら、1台、OS入れて2-3万円。
ウソじゃろ…?
凄い時代です。。
VRパソコンも同様です。
何をしたいのか、
何時間稼働させるのか、
妥協できる点は何か、
とても大事。
パソコンの安定化に必要なこと
とはいえ、パソコンだって安くはありません。
車よりは安いよ?
でも高いよね!
せっかく購入したパソコン、
長く使いたいと思います。私も思います!
私からのアドバイスは極めてシンプル!
以下、3点をお伝えします。
・熱を取り除く!
・振動を取り除く!
・ケチるな!ケース、冷却Fanと電源!!
熱を取り除く
電子部品の1番の大敵は何ですか?
温度、熱です!
熱、熱、とにかく熱を何とかする!
特に電解コンデンサは温度が10度下がると寿命が2倍になると言われるくらいです。
半田割れの原因にもなります。
熱管理は安定稼働おいて非常に重要です。
1面積辺りの熱量が高ければ高い程故障率が高まる傾向があります。
なるべく熱は出さない、溜めない、これが基本です。
パーツもなるべく熱は出さないものを選びます。
CPUも無駄にコアが乗ってなくて良いです。
メモリも低速度で大丈夫。
M.2のSSDも無理に使わなくて良いです。
2.5インチのSSDの方が長持ちしますし、メインボードにも優しいです。
振動は安定化の敵だと思え。
振動は故障の原因です。鉛フリーはんだが使用されてから振動や熱によるクラックが発生しやすくなった…気がします!
振動を吸収するラバーの取り付けは勿論、冷却FANは大型かつ低回転のものを採用しましょう。振動の要因となるHDDやDVDドライブ類は、メインボード(マザーボード)からなるべく遠くに配置します。
ケース、Fan、電源はケチるな。
では、熱と振動を減らすためにはどうすれば良いのでしょうか?
方法は色々ありますが、購入で心がけて欲しいことは以下の3点です。
・大きくて重いケースを採用すべし。
熱を拡散させるために、とにかく大きなケースを採用しましょう。可能な限りフルタワーケースを採用ください!重いと振動も軽減されます。
・冷却は空冷、かつ回転数が低い大型FANを採用すべし。
何だかんだで水冷が1番ですが、液漏れのリスクが常に伴います。液漏れの故障は非常にリスクが高いため素人にはオススメし難いです。大型Fanによる空冷がbetterです。120mmもしくは140mmサイズで、1000rpm前後の回転数が推奨です。空冷で冷やしきれないCPUは理由がない限り使用すべきではありません。
当然、お部屋は冷房でガンガンに冷やすのが前提です。
・電源はケチるな。
忘れがちな電源、実は巨大な熱源でもあります。電源の容量をフルに使用するパソコンの構成は避けるべきです。パソコンの電源はフル稼働すると効率が下がります。下がったエネルギーの多くは熱に変わっています。私は、消費電力の2倍のサイズの電源を採用するよう心がけています。容量の大きい電源を採用する理由は熱の問題だけではありませんが、簡単な目安として参考にしていただけたらと思います。デスクトップのゲーミングPCであれば850-1200W辺りがおすすめです。
おまけ(蛇足)
VRChatおすすめ、betterな構成について
いーじーさん大枠はわかったよ。
で、
内部構成はどうするの?
そんな疑問のために、
VRChatオススメな構成についてざっと書きます。
Bestではありません。
Betterな構成です。
安く快適なVRC PCの目指すべき目標
画面がかくつかないことが1番大事
高fpsを求めるとCPUの応答速度が早くなければなりません。動作周波数が高く大容量のキャッシュが必要です。
そんなCPU、
お値段高くて電気を食うだけです。
お金ない組は省きましょう。
大事なのは酔わないこと。
その為に最も必要なのは、安定した描画です。
つまり、
画面がカクカクしないことです。
fpsは20-30あればいい。
VRでは高fpsの維持は早々に諦めましょう。
お金も維持費もかかります。
低fps、慣れればなんて事ありません。
どんなにお金を注ぎ込んでもfps20-30台になるタイミングが訪れます。
求め出したらキリがない!
VRCはそういう世界かなと私は思います。
流石に10台だと紙芝居ですが、20以上で安定すれば違和感なく楽しめるでしょう。
(VR環境では色んな補正が入り、数値以上に快適です…ただ数値がふらつくと上手く作用しない感じがします!)
快適は慣れで作りましょう!
お金ない組はそんな心意気も大事です、うん。。
高負荷安定描画はメモリ帯域とVRAM容量で決まる。
いーじーさんは言いたい。
この世のベンチマーク結果は無視しましょう。
FHDみたいな今のご時世では低解像度。
低解像度ベンチマークはCPU依存って決まってるのです。そんなの見ても大して役に立ちません。
大昔からの鉄則があります。
高負荷安定描画に必要なのは、
ビデオメモリ帯域とVRAM容量です。
VRCはグラボに全振りが1番良いです!
つまり、
ビデオメモリ帯域は384bit、
VRAMは24GB、
がオススメ!
CPUは6コア、メモリは16GBで良い。
CPUの推奨はCore i7-9750H以上です。
6コア、12スレッドです。
メモリ容量の推奨は16GB以上。
Unityやフォトショを一緒にやると重いだぁ〜?
お金持ちと同じプレイをしてはいけません。
少しは我慢しましょう…笑
常駐ソフトによってはメモリは32GBにしても良いかもしれませんが…VRC自体は6コア12スレッド、16GBで十分です(断言)
今16GB以上使ってるから無理って?
試しに物理メモリ、1枚抜いてみなさい。
今のWindowsは物理メモリあるだけ食うのよ…減らしたら使用量も減るから、大丈夫👌
VRC PC構成の結論
で、結論!
現行の安価なCPUなら、
IntelでCore i5 12400f(i5ですがi7 9750Hの倍近い性能があります。)、
AMDならRyzen5 5600x辺り、
両者とも2万円以下です。安い!
メモリはDDR4-25600(DDR4-3200)辺りで用意すれば良いと思います。
1万以下、7,000円前後、安い!
グラボは384bit, 24GBのRTX3090を保証付きで中古購入です。
コスパならコレ一択!
中古が嫌ならVRAM容量が減ってしまいますが、GeForce RTX 4070 Ti SUPERを買いましょう。VRAM 16GB、制限無しで大抵のところは楽しめます。
10万は無理って方はRadeon RX7800XTへ。
とにかくメモリ帯域は256bit, VRAMは16GBを目指しましょう!
どうしても、どうしても無理なら…。
メモリ帯域は192bit, VRAMは12GBで妥協です。RTX4070やRTX3060です。
これ以上は絶対下げちゃダメです!
高負荷時に画面がカクカクします。
中古で良いならGTX1080Ti(2万円台、352bit, 11GB)積んだ方がマシです。RTX3060より快適じゃぞ〜。TMUもROPも2倍でバス幅も2倍〜素敵GPUです。
10万前後あれば快適VRCライフにいけるかな🤔
20万あればVRAM 24GBマシンに手が届きますね、うんうん。
勿論、
お金ある人は好きに組んでください。
Ryzen7 7800x3dにRTX4090やRTX6000Adaで幸せ一直線です🥰
メモリはとりあえず128GB積んどけ〜笑
まとめ
好き放題書かせていただきましたー!
楽しかった〜🥰
この世を逆行した考え!
だがそれが良い。
なぜなら、
趣味だからだっ!!
楽しく安く行こうぜ、みんなヽ(´▽`)/
で、私が本当に言いたかったのは以下の4点です。
小さければ良い訳じゃない。
パソコンは場所を取ります。
つい、小さいパソコンを買いがちです。
でも小さいパソコンは熱も振動も価格も性能も、実はイマイチだったりします。
高くて性能が悪くて壊れやすい、
…本当にソレ、必要ですか?
パソコンはなるべく大きなものを採用した方が長く使えるかもしれませんよ?
昔から大は小を兼ねるって言いますよねっ!
1台に囚われないこと。
パソコンを買う時、1台だけ使う事を想像していませんか?
ゲームも文章もパワポも動画編集もこれ一台!
でもちょっと待ってください。
本当に一台体制が最適でしょうか?
実は2台、3台あった方が良かったりしませんか?
高級なパソコンを一台買うより、安価なパソコンを4台買った方が価格も電気代も安くて快適かもしれません。
一台で何でもやろうと考えず、複数台の運用を検討してみましょー!
贅沢な気持ちになり満足度も高いですよ〜笑
安いものには必ず理由がある。
世の中、単に安いものはありません。
安い製品には必ず理由があります。
特に安くて小さいものは要注意!
FANが小さくて数が少なければうるさく、壊れやすいです。
基盤が小さければ素子の数は少ないです。
同じチップでも動作が遅く、
酷いものは容量や帯域が半分だったりします。
コアが沢山あるCPUやGPUなのに安い!
最新の世代なのに安い!
使いにくくて性能が出ないとか、リネームだけで中身は前世代のままとか…必ず理由があります。
安かろう悪かろう、この世の鉄則です。
勿論、
分かってて買うならオッケー👌笑
大きくて重いは安定の証
パソコン選びで間違いないこと。
それは、
大きくて重いパソコンは、
高い動作安定性を保つ傾向がある事です。
また遮蔽すれば静音性が高くなる傾向もあります。
快適、安定の秘訣は重さとサイズにあるのです!
さいごに
どうですか?
楽しめましたか??
なら結構!!
好き勝手に書いて私は楽しかったよ!!!
ではまたねヽ(´▽`)/
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