ブレードランナー2049のプロップデザインに注目してみる!
超コアなファンが多い映画「ブレードランナー」の続編、「ブレードランナー2049」。
正月に録り貯めていたのを、観ました。ストーリーもスバラシイと思うんですが、一度観たことがあったので、今回は、
プロップに注目して、ね。
1作目も、近未来的で荒廃した建物群、そこに飛び交う空飛ぶクルマ「スピナー」、主人公のデッカード捜査官が使うピストル風の武器「ブラスター」など、独特のデザインセンスが炸裂していました。
ただ、
全部が全部、良いってもんでもなかった。
で今回は、特に中心的なメカである、スピナーのデザインに焦点を当てて、
デザインの元ネタを独断で想像してみます。
さて、スピナー。1作目のは、こんなです。↓
どーですか? ま、全体的に画像の暗い映画なので、こんなにはっきり見えないんですが、なんだかウルトラ警備隊みたいで、
あまりイケてない。
(ファンの方すみません個人的意見ですので)
でも「2049」 では、こう。↓
劇的にデザインが良くなった
と思いません?
で、元ネタがあるのではないかと。
映画を良く知る人は、こう言うかも。
アレは、プジョーだよ!
って。そう、実は車体に「プジョー」って書いてある。
でもね、クルマファンならわかると思いますが、
元ネタはプジョーじゃない。
何でって、デザインが全くもって、プジョーのテイストじゃない。プジョーはフランスの、主に一般的な乗用車がメインのメーカーですけど、このスピナーのデザイン、特にキャビン(人が乗るとこ)からリアまでは、完全に、
スポーツカーですから。ほーら。
↑指でフロント部分を隠せば、完全にイタリアン・エキゾチック・スーパーカーって感じ。
僕が想像する元ネタは、
まずドア部が、
↑これ(ランチア・ストラトス・ゼロ)。と、これ(ベクター・W8)。↓
そして、これ(ランボルギーニ・マルツァル)。↓
そして、こちらもカッコ良い、リア部。
どっかで見たような…。
これか!
ランボルギーニ・カウンタック。
そして、これ。
アルファロメオ・ディスコボランテ。
つまり、かなり、ヨーロッパのスポーツカーのテイストを入れてるんですよね。
さて、問題のフロント。
はぁー(ため息)
ここだけは、贔屓目に見ても、カッコ良いとは言えない。
前作のイメージを残さねばならないという縛りがあったのかもしれないし、LAPD(ロサンゼルス市警)の捜査車両という設定ですから、アメ車感を入れようとしたのか。
こんなに真ん中がバックリ割れたクルマはないけど、あえて思い浮かべれば、ホイールアーチに沿って縦に配置したライトあたりが、これかなあ。↓
キャデラック。
ま、合ってるとか間違ってるとかはどーでもいいんです。こういうのを想像すること自体が、楽しいんだから。
ただ、最後に一言。
このスピナーのデザイナーは、やはりサイドとリアのデザインが好きだったのでしょう。だって、ポスターやなんかのカットは、
全部、サイドかリアですから!
それでは、またー!
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