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東京建築散歩。〜自由学園明日館

いやぁ、やっぱしスバラシイですね。フランク・ロイド・ライトの建物は!
今回訪ねたのは、目白の

自由学園明日館。

引いても、寄っても、絵になる部分が沢山。
写真を撮りだしたら、

キリがないですわ。

カメラのフレームで絵を切り取る作業がスゴく楽しいのね。沢山撮っちゃいましたので、写真+キャプションみたいな感じでご紹介します。

さて、目白駅からグーグルマップを頼りに行くと、閑静な住宅街に入っていきます。目的地が近づいてもなかなか、見えてこない。で、そろそろココら辺なんだけどな、というくらい

間近に来ると、急に現れます。

まずはその、急に現れる全景をば。

うわぁ、来るの2回目だけど、やっぱしキレイだわこの建物。期待高まるなこりゃ。

それで、あらためてびっくりしたのが、

ムチャクチャ、こぢんまりしてるんですよ、この建物。

当日は月に1度の見学可能日で、ガイドさんの説明を聞いてわかりましたが、竣工当時は野っ原みたいな所で、その野っ原に調和するように、建物を低く作ったとのこと。

「急に現れる感」と、「こぢんまり加減」は、この低さがかなり影響してる

と思います。では、敷地の中に入ります。

↑大きな窓の下の人の大きさと比べると、そんなに大きな建物じゃないことがお分かりいただけるかと。
建物全体は、コの字型に配置されてます。↓

↑この右下の受付側から入って、反時計回りに建物を回ります。

それでは、行きましょう!

↑まずは受付付近から右手に事務所のある廊下を見ます。昔はこの右側は教室でした。

↑次に母屋に入って、会議室側からホールに続く廊下を見る。ステンドグラス風の桟に切り取られた光が廊下に入ります。

↑その廊下をホールに行く途中、大教室とホールの間からも、母屋に入れます。これは中からその扉を見たところ。光の入り方が美しいでしょ?この扉を外から見ると、こんな感じ。↓

さて、中に戻り、いよいよホールへ。

↑ホールに入ってすぐは、かなり天井が低い。そこから進むと…

↑吹き抜けになって、ぐわっと天井が広がります。

↑壁には昔、自由学園の生徒さんが描いたものを復元した壁画。椅子もライトならではのデザイン。このホールは礼拝などに使われていたそうです。

↑窓を見上げる。うっとり。

↑振り返って窓側からホール入口側を見ると、入口の低い部分には、二階があったんだ、とわかります。二階の天井も低い。

↑学校時代は、この2階に職員室があって、下のホールで騒いでる生徒がいると、この2階から、コラッと怒られたそうな。

その光景、眼をつぶると想像できるような…

その2階に上がって、ホールを見下ろすと…

↑イヤほんと、キレイですよね。そしてこの2階からさらに数段の階段を上がると…

↑旧食堂があります。今はここで、お茶できます。椅子に腰掛けてお茶をいただきましょう。座ってちょっと見上げると…

↑こんな感じ。

落ち着くわー。結構、凝ってるんだけど。こりゃ、長居したくなるなぁ。

ここに行かれる際は是非、事前にホームページをチェックし、見学・喫茶可能日に行かれることをオススメします。外観見学だけではもったいないので。

ということで、1回では魅力が紹介しきれないので、今日はこの辺で。道向かいにある講堂や、ディテールなどは、次回にご紹介します。

それでは、またー!

サポートいただけるなら、グンとやる気出します。